勝負は土曜日の夜

 「私、アナタがセックスしてるとこをどーしても見たい!」

 土曜の朝、私のいきなりな発言にビックリし、嫌がる旦那。
でもここは絶対引けない!

 おしゃれをさせ、念入りにアソコを洗ってもらい、
爪もちゃんと切るように指示。
そしてもっとも混雑する8時以降を狙ってハプバーへ。

 独身時代に行っていた、割とレベルの高いお店はやめ、
新しいお店へ行きました。

 お店に入ると、まずはじめに店員さん(なぜかとってもフレンドリー)に中を一通り案内してもらい、
やっとお酒を手にソファーでくつろぎます。
さ「いやぁー久しぶりだねーこの感じ♪」
大好きなハプバーに来れて満足な私。
今日はどんな人が集まっているのかフロアを見渡します。

 ……ん??

 なんか、かなり巨体が多いぞ…?
特に女の人。若いんだけど、かなりおデブ気味。
ロリータファッションがさらにおデブを強調させています。
そして頭に乗っけてる、ヒラヒラしたカチューシャ、
一体どこで売っているんだろう。

 だめだ。このままじゃ旦那がセックスどころか、
エッチな気分にすらならない!
すかさず旦那を連れプレイルームに向かう私。

 「アァーー!!アァー!!!」
 
 まるで獣のような喘ぎ声がひっきりなしに聞こえて来ます。
カーテンの向こうでは、めっちゃおデブなおばさんが潮をまき散らしていました。
沢山の観客を前に、おばさんは見事なM字開脚。
力士のような脚の手前には二人のおじさん。
交互に手マンをし、どちらが潮を飛ばせるか競っているようでした。

 その異様な光景を見た旦那。
「もう、帰りたい…」

 涙目で訴えかけてきますが、セックスを見るまでは帰れません。
 
後編へ続きます。

Text/女性向け映像メーカーla coviluna(ラ・コビルナ)スタッフ・さやか