白衣を着て、暗い部屋で大きなモニターを眺める男がふたり。特撮のセットのようなここが、快楽拷問研究所（女性に性的な快感を与えて調教する闇の組織）です。
『快楽拷問研究所2 桜木凛』では、元ミスキャンパスで大手企業に勤める高嶺の花・細川郁美（桜木凜）が、研究員のターゲットにされます。

　研究員はモニターに映る彼女を眺めながら、「生（ナマ）と聞いてすぐセクハラだと疑う、ミスキャンパスのインテリ女だ」と話していて、なんというか聞く人が聞いたら怒り出しそうな設定だなあと思いました。誰が怒るのかわかりませんが。こわい。

　それはさておき、研究員による拷問のような調教が始まります……！

　まずは彼女を眠らせて、研究所に運びます。
目を覚ました彼女は、バイブとローターを体に押し当てられた状態で、ラップでぐるぐる巻きに拘束されていました。研究所では、「ビギナーズラップ」と呼ばれる軽い拷問とのこと。

　ビギナーズラップ……。
　
　研究員が持っているハンディカムの映像がところどころに挟まれていて、臨場感があります。
不敵な笑みを浮かべながら、「快楽を追求していきましょう……」と囁き、優しく乳首を舐める研究員が可愛い。ふ、普通だ……！

　ビギナーズラップのラップを剥がして、女性器を舐めてから挿入します。
　
　ふ、普通だ……！
　
　この日を境に、営業まわりをしている彼女のもとへ押しかけたり、家を訪問してセックスをしたりするのですが、冷淡なトーンで話し掛けながらも比較的優しく扱っていて、ときめきました。普段ワルイ人の、優しい一面を見た時のような感じかもしれません。
　
　美人なのに偶然、性経験が少ないままだった成人女性を見つけたというラッキースケベ作品でした。ほっこり。
元ミスキャンがマゾに目覚める Text／姫乃たま