前戯量と愛情の深さは比例しない

 大したセックステクニックもないヘタクソに限って、長ったらしい前戯を繰り広げる……これは、男性のことを言っているのではありません。ヘタクソ男性はむしろ、さっさと挿れたがりますよ。
長前戯を求め、なかなか挿入させないのは、むしろ一部のヘタクソ女性です。

 前戯量と愛情の深さは必ずしも比例しません。「私を好きならいっぱいイチャイチャしてくれるはず」とか、「前戯が短かったから、愛情が冷めたに違いない」という考え方はちょっと違うと思うのですよ。
これ、LINEやメールにも全く同じことが当てはまるんですよね。LINE・メールの分量と愛情の深さをイコールだと思っている女性、ものすごく多いです。そんなに量を求めるなら、特盛牛丼食ってろ、つゆだくでな。

 LINE・メールの話はさておき、男性には「すぐ挿れたい!」と思う時があるのです。マンションに着くなり、玄関先でズボンのチャックを下げ、立ったまま挿入したい時が、男性にはあるのです。そういったシーンにおいて、「カラダ目的?」などと、大したカラダでもないのに、大したセックステクニックもないのに不満顔をする女性はセックス淑女に非ず!
「玄関先で立ちバックだなんて、セールスマンとのイメージプレイみたいでコーフンするわ」と股間を熱くしてこそセックス淑女!

 もちろん、毎回前戯ナシのセックスに応じろという話ではないですよ。時には、即ハメセックスがあっても良いじゃん、というご提案です。
セックスには臨機応変に、頭とマンコを柔らかくして臨みましょう。      

Text/菊池美佳子