セックスがうまいとはどういうことか?普通な会話をしてキャッキャすることの良さ

セックスがうまいというのはどういうことか

前回、セックスが下手すぎる人の特徴と改善方法のお話をしました。私の考える「セックス下手」は、相手の体を丁寧に取り扱わないこと。具体的には相手がどう感じるかなんて考えもせずに口にかぶりついて唾液まみれにしたり、手で強く刺激したり、やたら音ばかり立てたりすることです。

反対に、セックスがうまいというのは、相手の体を丁寧に扱うことができるということ。相手の反応に細心の注意を向けて、言葉でコミュニケーションを取りながら相手の好みを把握していくことだと思っています。

そして、ここ数年感じてきたのが、セックスのうまさは相手の体のことを把握して気持ちよくしてあげることだけじゃなくて、心をがっつり掴み合うこともそうだよなってことです。
心を掴み合うというのは、例えばセックス中に会話をすることや顔を見ることです。「え、そんなの当たり前じゃない?」「べっつぃー、あんたも前からそれ言うてたやん」って思いますよね。そうなんですよ。ちゃんと顔を見て言葉を交わして、お互いの体のことを知っていこうねって話をしてきました。でも、気持ちいいかどうか、どうしたいか、みたいなことやエッチな雰囲気を作る言葉に限らず、何かもうちょっと普通な会話をセックスに織り交ぜたり、真剣に目を合わせたりして心の緩急をつけるのってすごく親密さが増すと改めて感じました。

普通にキャッキャする

セックス中の会話では、真剣な雰囲気を崩さないよう無意識に言葉数を少なめにしたり、セクシーさを意識した言葉選びをしたりしがちですよね。でも、セックスって真っ裸で変なポーズするし、体の一部の形状が変化するし、実はおもしろ要素が盛りだくさん…。そのおもしろさの中で無言やエロい雰囲気を貫くのって実は不自然なんじゃないかと思うことがあります。相手をからかったりふざけたりするわけではないですが、もう少し普通にキャッキャできた相手とは親密さが異様に上がる気がするんです。アンアン喘ぎまくりイキまくりのセックスに比べても、‟体だけでなく心も開いてセックスに積極的に参加している感”が出ます。

顔を見ることについては、私はずっと苦手でした。目が合いすぎると緊張してイキそうなのも遠ざかるし「頼む、こっち見んといてくれ」って長いこと思ってました。でも、やっぱり顔が目の前にあるにもかかわらず目を閉じっぱなしだったら、相手からすると私が一人の世界に閉じこもってるようで、繋がりを感じにくいですよね。人によっては拒絶されたように感じる人もいるかもしれません。