殿方の股間は臭う可能性を充分に秘めている

 高校生になると、「やっぱりフローラル&ミルクじゃないじゃん!」と思える瞬間がやって参りました。
部活動の遠征で旅館に泊まった時のことです。部屋には、100円硬貨を投入すると10分間エッチなビデオが視聴できるテレビが設置されておりました。皆でお金を出し合い、生まれて初めてエッチなビデオというものを視聴したのですが、そこに登場する男女は、ティーンエイジャー雑誌のエロページとは全くの別物でした。

 屈強なオジサン男優が仁王立ちし、若い女性を跪かせてイラマチオ(男性が女性の頭を持ってくわえさせる行為)をさせています。オジサン男優は「臭いチンポが良いんだろぉ?」と言いながら腰を振っていました。

「チンポって臭いのか! いや、臭いのはこの男優さんだけかもしれないけど、とりあえず臭う可能性は充分に秘めているものなのか!」というのが、当時の筆者の率直な感想でした。

臭いチンポを咥えさせて興奮するのはフィクションの世界

 先に挙げたエッチなビデオの例に限らず、フィクションの世界では「男性が女性に臭いチンポを咥えさせ、そのことで征服感を満喫する」といった描写がしょっちゅう見受けられますよね。
しかし、現実世界の一般男性たちは、全く真逆の思考のようです。

 1.口臭や体臭のケアと同様にチン臭ケアにも万全を尽くす
 2.己のチン臭を知らしめることに興奮を得る
 3.消臭には万全を尽くしたいが、状況によってはどうにもならないこともあり、申し訳ないと感じている

 上記3択形式でリサーチしたところ、「2」と回答する男性は1人もいませんでした(筆者調べ)。
ほとんどの男性が「1」もしくは「3」と回答しています。

チン臭ケアのためフルチンで過ごす男心

 次に、実際どのようなケアを行なっているかに関してですが、「オシッコをした後は、魂こめてチンポを振る」「入浴時とにかく丁寧に洗う」などの日常的ケアから、「デートの日は家を出る直前までノーパンで過ごし、極力蒸れないようにしている」というフルチン紳士や、「急なデートが入った際、コンビニでウェットティッシュを買いトイレの個室でチンポを拭った経験もある」という男性も存在しました。

 そういえば筆者もかつて、即尺しようと相手男性のパンツを勢いよく降ろしたところ、何故かチンポにティッシュカスが付着しており、「直前にオナニーしてきたのか?」と、なんともビミョーな気分にさせられた経験があるのですが、もしかしたらあれはチン臭ケアのためティッシュで拭った痕跡だったのかもしれませんね。