mixiで出会ったヘアメイクさんとの浮気でハジけました
R: 次に付き合ったのは、大学のサークルの先輩の知り合いの知り合い……みたいな、ひきこもりの人。映画が大好きでいつも家で映画観てる人でしたね。
――またまたダメっぽい!
R: でも私、彼のおかげで、セックスってものに慣れたんですよ。ずっとあった挿入の痛みがなくなったの。で、その彼と付き合ってるときに当時流行りだしたmixiを初めて……。
――あ、きましたね~!
R: ふふふ。で、そこで知り合ったフリーのヘアメイクさんを好きになっちゃったんです。会って、その日にセックスして……それが彼氏じゃない人とヤッた最初かな。とにかくすっごく好きで、私と会ってるときも「元カノが忘れられない」とか言うんですけど、それすら「可哀想! 慰めてあげたい!」って思ってました。
――ひきこもりの彼氏のほうは?
R: 私、新しい人を好きになると前の人のことどうでもよくなるんです。よく男は別フォルダ保存で女は上書き保存とかいうけど、典型的な上書き保存タイプ。だからヘアメイクさんを好きになった途端、彼氏のことは頭の中からなくなっちゃいましたね。結局その人とは付き合うことにはならなかったんだけど、この経験で一気にセックスの枝葉が広がりました。
――枝葉が広がったっていうのは?
R: 彼氏じゃない相手とエッチしたり、そこまで好きじゃなくてもいいムードになったらフェラさせてもらったり。
――「フェラしてあげる」じゃなくて「させてもらう」っていうのが凄いよね。Rちゃんが男に不自由しないのわかるわ。ここまで受け入れてくれたらそりゃヤリたくなるもん。
R: ははは。「私って粗末にされて可哀想なのかな」っていうのは薄々気づいてるんですよ。でも、そこがグッとくるポイントだからどうしようもない。すごい好きだったヘアメイクの人も、家に呼ばれてセックスし終わると「帰れよ」みたいに言うんです。ヒドイなとは思うけど「もっと一緒にいたい。でも帰らなきゃ……」っていう切なさにすごく興奮しちゃって。
――あー。そういう突き離しがあるからこそ、たまに「来いよ」って言われるのが嬉しかったりね。
R: そうそう、そうなんですよ! すっごく会いたくなって迷った末にメールして「来れば?」なんて言われると……。もう、この世で一番幸せな瞬間ですもん!
――うう。恋は麻薬だなあ。
次回は、本命彼氏と浮気相手の間で揺れるRさんの恋愛観についてお届けします。
Text/遠藤遊佐
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