ガシマンは本当に悪なのか？繊細手マンだけが正解なのか？／BETSY

膣周りの構造をおさらい

ちょっとここで腟周りの構造をおさらいしておきましょう。まず、腟のすぐ上には尿道が通っていますね。腟のお腹側を強く押されると尿意を催すのはそのせいです。その尿道の周りを取り囲むように存在しているのが海綿体組織で、女性の前立腺とも言われています。気持ちよくなってくると海綿体組織が充血して腟のお腹側が膨らんでくるのを指先で感じたことがある人もいるのではないでしょうか。次にクリトリスです。クリトリスは外から見えるあの突起部分だけではありません。全長約10センチほどあるクリトリス “本体”のごく一部があの突起部分なんです。身体の中でふた股の根っこのように伸びているクリトリス本体は、尿道と腟を跨いでいます。

つまり、腟のお腹側を刺激する手マンでは腟壁越しに尿道周りの海綿体と、それを跨ぐクリトリス本体を刺激しているわけです。そう考えると、指を超ーーソフトでゆーーっくり動かす繊細手マンでは、海綿体とクリトリス本体への刺激が充分ではないことも考えられますよね。実際には手マンでイク時の刺激は4～7あたりであることが多いですし（BETSY調べ）、これを「ガシマンだ！」と世間から切り捨てられてしまうと、本当は手マンでイケる人もイケない可能性が出てくると思いませんか。手マンで大切なのは、敏感で傷つきやすい腟への刺激を1か2くらいの繊細なタッチでスタートすることですが、痛みや粘膜の負傷がない範囲で「本当に気持ちいい手マン」を探ってみてもいいんじゃないでしょうか。そのためには手マンをしてくれる人への適格な指示が必要になるので、コミュニケーションを取りながら自分にとっての最適な手マンを探してみてください。