先日夫に「朝、あなたの部屋からGが出てきた」と言われた。
起き抜けにゴリラに遭遇するとはさぞ驚いたことだろう。
ただ夫の顔が驚きというより「ドン引き」だったことが若干気になったが、私もゴリラをカッコいいとは思っているが、さすがに「自分の部屋にいる」という状況は歓迎できない。
やはりゴリラは檻にいるか、こっちが檻に入っている状態で鑑賞したいものである。
「マジか」と私も遺憾の意を表明したが、夫の返答は「出てもおかしくはなかろう」というものであった。
確かに私の部屋は「ジャングル」と言っても過言ではない状態なのでゴリラの1匹や2匹でてもおかしくない。
しかし部屋にはすでにブラックキャップを2個置いていたのだ。
実は部屋にGが出たのは初めてではない。
その際に、重要な話は何一つ信用してはいけないが、そうでもないことは割とすぐに回答が出てくるツイッターに「部屋にGが出たんだがどうしたら良い」と問うてみたところ、皆ほぼ口をそろえて「ブラックキャップがいい」と言ってきたのだ。
ブラックキャップとは置き型のG駆除薬で、G本体だけではなく、巣や卵にも効き、Gの姿を見ずに駆除できることが売りである。
ゴリラはてっきり哺乳類と思っていたが、卵から生まれるとは意外である、1つ賢くなった。
ただ500円玉大のブラックキャップでゴリラという巨大生物を駆除できるか心配だったので、二畳ぐらいの部屋に二つも置くという富豪使いをしていたのだが、それでも現れるとは、やはりゴリラの生命力は強い。
今度は駆除薬だけではなく、ゴリラホイホイ的な捕獲装置を設置しようかと思っているが、まず部屋にゴリラを捕獲する装置を置けるスペースがない、という問題があり、さらに「私がかかる」という危険がある。
このようにあくまで「部屋を片付ける」という発想にはならないのだが、今回のテーマは「夫婦と断捨離」である。
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