ラマ夫が結婚したかった理由

みみこ

では最後の質問です。そもそも、なんで結婚したい、婚活しようと思ったの?

ラマ夫

まず僕の根底に、「他人と関わり続けていたい・他人のために生きたい」っていうのがあって。

みみこ

おお、ダライラマ。

ラマ夫

たぶん僕は、自分のためだけに生きて、自分のためだけに仕事するのは得意だと思うんだよね。でも僕は誰かのために生きるとか、誰かのために仕事する方が面白いし、その方がためになると思ってて。
だいたい世の仕事は、成果が「自分以外の誰かのため」になるように出来てると思うんだけど、研究者って仕事はちょっと特殊で、自分の内側に入っていくというか……自分の経験や知識を深めていくことがそのまま仕事になるわけだから、「自分のための仕事」っていうのが成立する職業だと思うんだよね。実際、ポスドク時代は上の人から「研修者として身を立てるために、自分の知識や経験を増やすように働け」って言われてたし。
でも働くうちに、その「自分のため」っていうのに違和感を覚えるようになっていって。自分のためだけに働くのは空しいやんけと思って。僕は自分のために研究するより、誰か他人のための仕事がしたいなぁって思ったのが30歳くらい。
同じように、生活をするうえでも自分で自分だけの面倒を見るんじゃなくて、誰かと生活を共にして、生活の基盤をいっしょに築いて生きていきたいなぁって思って。

みみこ

なるほど~。生きていくうえであらゆる場面で他人と係わり合いながら生きるための手段として、結婚を選んだと。

ラマ夫

そうね。

みみこ

以上で質問は終わりです。結婚してしばらく経つけど、君の本質に迫れたようで楽しかったよ、ありがとう。

ラマ夫

ありがとうございました。

さて、ダライラマ夫にインタビューはお楽しみいただけましたでしょうか。我が夫ながら面白い人物だと思います。みなさまが婚活ガチャでSSRをひく手助けになれば幸いです。