忙しさの質は違うがワーホリ気味な「夫婦の正月の過ごし方」/カレー沢薫

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―今お前がこれを読んでいるころ、俺はアニメ「刀剣乱舞 花丸」の最終回を見終わっているだろう―

遺書のような書き出しだが、場合によっては本当に死んでいると思うので、これを読み終わったら、私の代わりに5番街のマリーが元気にやっているか見てきて欲しい。

いいアニメだった。どう良かったかを説明すると大河ドラマになるので割愛するが、一言で言うと、長谷部が良かった。(前回長谷部の話がないという痛恨のミスを犯したので。今一度言うがゲーム刀剣乱舞に出てくるへし切長谷部というキャラ)

いや、良くない長谷部はいないだろう、とコレを読んでいる皆さんお怒りだろうが、そんなの当たり前だ。お前こそふざけているのか、悔い改めろ。

などと突然見えない敵に怒り出すほど良かった。

もちろん長谷部は全部いいのだが、花丸の長谷部は特に良かった。ほぼ自分の思い描く理想の長谷部だった。

オタクたるもの、公式がいかに明朗快活に描いているキャラでwも「こいつはヤンデレだ、俺が決めた」という強い意志の元、脳内でそいつに受キャラを監禁させ、相手の血をペロリと舐めてから微笑ませる……みたいなことをするのも自由だが、それでもそれを公式がやってくれる、というのはでかいのだ。

私のヤンデレ像が終わっていることが、何気に露見してしまったが、まあともかく長谷部が金メダル級だったのである。

よって、今回のテーマは「夫婦の正月の過ごし方」だ。