いつまでもラブラブな夫婦でいることは可能なのか?

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こんにちは、斗比主閲子です。

今回は次のようなお題を編集者さんから頂きました

いきなりですが、いつまでもラブラブな夫婦でいることは可能なんでしょうか?

ラブラブでい続ける夫婦もいれば、いつの間にか夫をただの同居人、男性として見ていないケースもよく聞きます。必ず夫婦はラブラブでい続けないといけないとは思わないんですが……。どう思われますか!?

興味深いテーマですよね。ちょっと考えてみます。

ラブラブの定義がセックスだとすればかなり厳しい

まずは何をもってラブラブかですけど、分かりやすいのはセックスの回数でしょうか。

既婚夫婦がセックスをしているかどうかは、「一般社団法人日本家族計画協会」が二年ごとに調査を行っています。

直近の2016年の調査結果では、過去一ヶ月間でセックスをしていない既婚夫婦は47%ということでした。

同じ結果が2000年代前半は30%程度、以降2016年まで数字は増え続けているので、日本人のセックスレス化は年々進んでいると考えられそうです。

もし、ラブラブの定義をある程度の頻度でセックスをしていることだとすれば、日本人の既婚夫婦のうち、大変ざっくりいえば、半分の夫婦がラブラブではないということになります。しかも、その数字は増えている。これだけだと、いつまでもラブラブな夫婦でいることはかなり厳しい感じがしますね。

ちなみに、セックスに積極的でない理由は、男性は仕事で疲れている、女性は面倒くさいが一番です。かなりぶっちゃけた感じであるものの、納得する人は多いんじゃないでしょうか。疲れてたり、面倒だったりするとセックスする気になれませんよね。

日本の労働時間は何だかんだ長いですし、その上で共働き化が進んでいるわけですから、セックスレス化が進むのもさもありなんです。

ボディタッチや愛情表現もラブラブでは

ただ、ラブラブの定義としては、何もセックスしていることに限らないかなと思います。

ボディタッチをしていたり、夫婦間で「愛しているよ」と言い合っていたりすることも、ラブラブといってもあまり違和感はないんじゃないでしょうか。

この辺はお国柄が出るところで、イタリアなんかにいけば、配偶者に愛情表現をするのは当たり前でしょうけど、日本では奥ゆかしさというか、遠慮がありますからね。

「毎朝仕事に出かける前に夫婦でハグをしたり、キスをしたりしている」といえば、たぶん多くの人が、その夫婦はラブラブだと思うことでしょう。