「寝てていいよ、勝手にヤルから」彼の朝セックスを受け入れた結果

これまで経験した別れ話の中で、一番しんどかったのは「実は、あのときの君のあの言葉が嫌だった。あのときのあの行動に傷いた」と、まだ互いに愛し合っていたはずの時期に抱いていた不満を、手あたり次第にぶつけられたことです。「だったら、そのときに言ってくれたらよかったじゃん!」と反論したものの、「言ったところで、どうせ聞いてもらえないと思って言えなかった」と主張されてしまうと「それは申し訳なかった」と頭を下げるしかありません。

一方でわたしだって、言わずにずっと我慢していたことはある。例えばその彼とは、付き合ってしばらくしたところで、セックスのタイミングがあまり合わないことが、問題として降りかかってきました。

というのも、彼が一番ムラつくのは、朝、目を覚ました直後だそうで、しかし一方でわたしは非常に寝起きが悪い。さらには、わたしがしたいセックスは、濃厚な前戯がマストであって、朝勃ちの勢いのまま、即挿入されるようなものではない。「だから、夜にしたい」と言ったところで、彼のほうがハードワークもあって夜は疲れてしまって、まったくやる気が起きない。このままでは、セックスレスになってしまう……と思ったわたしは、仕方なく“朝のセックス”を受け入れることにしたのです。やってみたら、意外といいってこともあるかもしれませんし。

朝のセックスを受け入れてみたものの…

しかし、彼の朝というのは、これまた早い。当時、超夜型だったわたしが就寝するのは、おおよそ夜明け前の3時か4時。一方で、朝早い仕事に就いている彼が目を覚ますのは朝の6時。いくら“朝セックス”を受け入れたからといって、それは時間に余裕がある休日に行うものだと思い込んでいたわたしは、ある日の明け方、ようやく寝入ったところで身体をまさぐられ、目を覚ますことになったのです。

キスすらショートカットで無言のままショーツを降ろす彼に思わず「ええっ、平日にするの?」と戸惑いの言葉を漏らす一方、彼のペニスは、すっかり盛り上がっています。ああ、そうか。朝、目を覚ました直後が一番サカるっていうのは、本当だったのね。ならば受け入れよう……と彼の背中に手を回そうとした瞬間、彼はわたしの手首を掴んで制止し、こういったのです。「寝てていいよ。声も出さないで。勝手にヤルから」

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