マッチングアプリが悪者にされる理由

ではなぜマッチングアプリだけが、ヤリモクで責められるのでしょうか?

それはマッチングアプリが若者の出会いの中で、あまりにも突出して合理的で効率的なので、それに対するやっかみがあると私は考えます。たしかにアプリの種類にもよりますが、ヤリモクが多いものもあります。でもそれって渋谷の街でナンパや合コンをしている人たちも同じです。
たとえヤリモクで会っても、何がイケナイのでしょうか?

私から言わせれば、居酒屋での出会いも、合コンでの出会いも、ナンパの出会いも、マッチングアプリの出会いもみんな突き詰めればヤリモクです。セックスをしたがるのは生物として自然なことです。そのことを不潔なことだとか、不純なことだと思わされているというのは、自分の育ってきた過程で偏った刷り込みをされていたのではないかということを疑ってみてください。

みなまで言うな

マッチングアプリで出会ったにせよ、あなた達は信頼し合って、5年間も恋愛を続けて、同棲をして、結婚も考えているんです。それはとても素敵なことだと思います。なぜ出会いのきっかけだけで後ろめたいと思う必要があるのでしょうか? 時代はどんどん変わってきています。今は過渡期なだけで、マッチングアプリでの出会いはそのうち主流になってくるのではないかと私は考えています。

もし現状で恥ずかしくて抵抗があるなら、今まで通り、居酒屋で出会ったということで、シレっとやり過ごして良いのではないでしょうか。居酒屋で出会ったというのは誰も傷つけない嘘(ホワイトライ)です。ホワイトライの無い大人なんてどこにもいません。私だってホワイトライだけならいくつもついています。それはサービス精神とも言い換えられます。

世の中のつまらない偏見が変わるまでは、ホワイトライでシレっとやり過ごしましょう。そしてつまらない偏見が無くなってきたら、本当のことを言いましょう。それで誰も困りません。正直過ぎる生き方ばかりしていたら、あなたの人生はどんどん息苦しくなります。私はそのことの方が心配です。

TEXT/肉乃小路ニクヨ

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