繊細なのは悪くない

なっチさんはナイーブで傷つき易い自分が悪いかもと思っているようですが、ナイーブで傷つき易いというのは方向として間違えていないと私は思います。ナイーブなのはあなたの痛みに対するセンサーが優秀な証拠です。まだ20代なので痛みへの対処方法が蓄積されていなく、どうしようかという状態だと思いますが、一つ一つの痛みと向き合って、対処方法を考えていってください。

イキがったおじさんが「鈍感力を身に付けた方がうまくいく」というアドバイスするのをよく見かけますが、私はそうは思いません。敏感に感じ取る能力がなければ繊細な仕事もこなせませんし、対人のコミュニケーションも浅いやり取りで終わってしまいます。感じたことを深く考えてこそ、真の知性は身に付きます。

繊細な心をこれからも大切に

最初は時間がかかってしまっても、段々と対処方法がわかってくると普通に対応出来るようになります。さらに繊細な理解に基づいた対応になるので、対応の質が上がります。短期的に見れば、鈍感であった方が効率的な場面はあるかもしれませんが、長期的に伸びしろがあるのは圧倒的に繊細な心の持ち主です。だからあなたの繊細な心はこれからも大切にしてください。

繊細さんは性急にトレーニングの負荷をかけると壊れます。私もそうでした。だからこそ、無神経にイキがっている彼氏とは早く距離をとった方が良いと思います。あなたの対処能力が上がって、彼がもう少し大人になったら、また出会うかもしれませんが、今はいったん別れて落ち着くのが良いと私は思います。話も合って楽しい男はまだまだ沢山この世にいます。落ち着いて視野を広げてみてください。

TEXT/肉乃小路ニクヨ

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