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「合法的な復讐方法」ってありますか?泣き寝入りしない技術/中川淳一郎

動画撮影

今回のテーマ「合法的な復讐方法」
他人に嫌なことをされても、結局は泣き寝入りになってモヤモヤを引きずる女性は多いかと思います。(個人的には最近、飲み屋でおじさんに屈辱的な絡み方をされて号泣しました)法律的にもモラル的にも問題のない範囲でできる、復讐方法はありますか?

見知らぬ人への復讐は動画撮影から

今回、屈辱的な絡み方をしてきたおじさんは見知らぬ人だった、と仮定します。この件については、「知り合い」「そうではない人」の2つに分かれますので、まずは「そうではない人」への復讐についてです。

もっとも効果的なのは卑劣な行為をしている様を動画撮影し、ネットに公開することですが、これの場合は相手が法に触れる行為を犯している(過去に話題になった、女性だけを狙う「ぶつかり男」など)のであればさておき、下手すれば肖像権の侵害やプライバシーの侵害で訴えられる恐れもありますので、ネット公開はそれほどやらない方がいいでしょう。
ただし、裁判覚悟で相手に社会的制裁を与えたければもっとも効果的なやり方であるのは間違いありません。動画を見た誰かがその人物を特定し、その人の人生を狂わせることが可能になることでしょう。

公開はさておき、しかしながら、動画撮影まではやった方がいいと思います。自分でやるもよし、一緒にいる人にやってもらうもよしです。そして、「公開を楽しみにしておいてくださいね♪ ここまでのゲス野郎はネットで人気者になれますよ♪ 有名人デビューおめでとう!」とまで相手に伝えておく。そのときのその失礼なヤツの怯えた表情を見れば多少は気が晴れるでしょう。もちろん、動画を撮影するだけで公開はしないでいいです。相手に恐怖感を与えるだけでも立派な復讐となります。

そこでそいつが「その動画消せよ! ぶっ殺すぞ!」とスマホを奪おうとでもしてあなたか撮影者に触れでもしたら暴行罪なり脅迫罪で逮捕に持ち込めるかもしれません。当然その様子は撮影しておくべきですが、ここまでやられた場合は肖像権もプライバシーもへったくれなく逮捕案件なので警察への証拠提出の面でも動画は必要です。
ただし、くれぐれも過度な挑発はしないようにしましょう。身体の危険性もありますし、むしろ逆に相手から撮影されていた場合はいきなりネットの同情の声が一気に逆風になることです。あとICレコーダーは常に持ち歩いておいた方がいいです。

あとはSNSやブログに、自分と紐づけたくなければ「はてな匿名ダイアリー」に「この前飲み屋で近くにいたクソ親父があまりにもクソ過ぎた件」などとそいつの悪口を延々書き続ける。かなり具体的な事実(日時、場所、店名、そいつの身体的・顔面の特徴)を挙げ、ネットでジワジワと拡散すれば、そいつの目にもいつか触れるかもしれない。自分に対する支持の声が多数書き込まれる様を見れば復讐は果たせたといえるでしょう。そのためにも普段からより人々の感情を揺らすような文章の訓練はしておいた方がいいです。

共通の知人に悪評をまき散らかす!

さて、続いてはその極悪人が知人だった場合ですが、基本的には「共通の知人に悪評をまき散らかす」というのがもっとも効果的です。私も時々聞くのですが、聖人君子の顔をした人物が実は裏ではDV男だった、なんて話は存在します。あるいは部下へのパワハラが酷い、なんてこともあります。

復讐をしたいと考えた場合は、とにかく悩みを信頼できる知り合いに打ち明け、「あいつはそういう面もあるので、共通の知人には注意喚起の意味合いもあるので伝えておいてください」と言っておく。そうすればその人物に対してよからぬ感情を持っている人は拡散してくれるでしょうし、DVやパワハラが事実なだけに、そいつの人生をその後毀損させることも可能になります。

ここまで踏み切るにあたって大切なのは、そいつとの縁を切ると覚悟を決めることです。そこには一切の憐憫の情は必要ないし、後に「あんなことを言わなければよかった……」と後悔してはいけない。それには、とにかく相手の非を徹底的に糾弾でき、自分に一切の落ち度がないと立て板に水のごとく話せるようになる必要があります。そこにはこれまで受けた仕打ちをすべてメモにしておき、一気にそれを吐き出す。普段からのメモと要点をまとめて論理的に話す訓練もした方がいいです。あたかも講談師が普段の稽古を基になめらかに話をするかのように、淀みなく話した方がいい。

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