フリーと起業で年収1000万円を叶える方法

今回のお題は「出世をしたいと思っている女性に、必要な心構えと『何から始めるべきか』を教えていただけますでしょうか」ですので、「出世」と「年収1000万円」に絞って心構えと何から始めるべきか、について書いていきます。

【心構え】

冒頭で述べたように、給与所得者の中でも年収1000万円超は5%です。しかも女性に限ると1.2%。厚労省のデータを見ると、大人数の従業員を抱える会社の方が給与は高いため、フリーと零細起業家はさらに厳しいことでしょう。

これを大前提とした場合にやるべきは「円満退社」です。これしかありません。年収1000万円超を獲得するには、多くの人と人間関係が良好で、これまでの知り合いから可愛がられることが大事です。
会社員として、フリーの人に対してそこまで大きな仕事ではないにもかかわらず10万円~50万円を支払った経験を持つ方もいるのでは。それは、会社員としての福利厚生がないことやいつでも切れるということから、時給換算するとそこそこ良い仕事を出す、ということになります。従業員にやらせるよりも、外注した方が合理的なことは多いものです。

そうした経験を持つ方であれば、「この仕事は10時間の実働で20万円はもらえる。私の時給って2000円ぐらいだけど(笑)」などということが分かることでしょう。だから、これまで勤めていた企業で外注していた相手を先輩社員に切ってもらい、代わりにあなたがその仕事を同額でやるのです。いや、その人を切るのもその人の生活がありますので、たとえばその人が月額30万円でやっていたのであれば、10万円分の仕事をもらう、という形にする。

これができるのは「円満退社」が成せる技です。また、同様に同業他社にも営業活動を行い、10万円レベルの契約を次々と決めていく。その中に20万円の仕事があったらラッキーですが、とにかく「昔取った杵柄」的仕事を3~4個取っていく。さすれば30万円~50万円ほどの月額売り上げが確保できることでしょう。

当然、フリーの場合、事務所費や経費もあるため、実際に「年収1000万円」になるには「年商1300万円」ぐらいが必要になります。先ほど私がフリーになってから「850万円」や「700万円」などと書きましたが、これはあくまでも年商。年収でいえば「700万円」「580万円」だったといえます。

「年商1300万円」となれば、月商108.3万円が必要になります。初年度は2つ上の段落のように月商30~50万円を確実に稼ぎ、「地ならし」の年にします。一旦着実な顧客を獲得すると、それをベースに手を広げていき、年商がいつの間にか増えている、ということになります。そして2年目~4年目で年商1300万円を達成すべく頑張る。それが達成できなかったらサラリーマンに戻るのもアリです。