死ぬまでには観ておきたい映画のこと

裏切りで全てを失った女の復讐劇!『眠れる森の美女』を“悪役”視点から見る『マレフィセント』

あの名作の裏側に潜む女の憎悪と愛が明らかになる…!

「私を捨てて、あいつは自分のために他の女と付き合った」
このような怒りを抱えている人に、とっておきの映画が生まれました。
本来なら呪いたいところですが、現実はそうもいかず。でも、映画では実際に呪っているんだから願ったり叶ったりです。

 女の心を壊すだけでなく、生活のすべてを奪った男。奈落の底へ突き落とされた女が復讐に燃え、男をコテンパンにする。こんなに爽快な映画は滅多にありません。
そして、この女がかの名作『眠れる森の美女』で“悪役”と見なされていることに驚くのです。

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 ディズニーアニメの名作『眠れる森の美女』を“悪役”視点で描いたダークファンタジー。
『アバター』『アリス・イン・ワンダーランド』のプロダクションデザインでアカデミー賞美術賞に輝いたロバート・ストロンバーグが監督を務めます。

 主演のマレフィセントを演じるのは、近頃女優のみならず監督業もこなすアンジェリーナ・ジョリー。マレフィセントを演じられるのはこの人しかいない!なぜなら、美しさの中に潜む異様な妖気。角張った頬と大きな唇。“邪悪な妖精”を演じるのに、その顔の輪郭だけで説得力は半端ないのです。
さらに実の娘・ビビアンちゃんがオーロラ姫の幼少時代を演じ、本作で映画デビューを果たす。さすがのマレフィセントも愛を滲まさずにはいられない、二人の共演シーンは必見です!


“悪”と嫌われ続けた彼女の本来の姿

 【簡単なあらすじ】
 ある王国に王女・オーロラ姫(エル・ファニング)が生まれ、盛大な祝いが行なわれていた。しかし、そこに“招かれざる客”の邪悪な妖精・マレフィセント(アンジェリーナ・ジョリー)が現れ、赤ん坊のオーロラ姫に16歳の誕生日に永遠の眠りにつくように呪いをかける。

 実の娘が呪いをかけられた国王のステファン(シャールト・コプリー)は失意に陥り、怒りに震えた。しかし、彼こそがマレフィセントをどん底に突き落とした張本人。永遠の愛を誓ったのに裏切り、国王になるために彼女を捨てたのだ。
ステファンへの復讐のために幼い少女に呪いをかけたマレフィセントだが、次第にオーロラ姫に愛情が芽生えていき、呪いをかけたことを悔やむ。しかし、その呪いは“真実の愛”がなければ解く事ができない——。