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女性が年収1000万円を達成するため「何を始めるべきか」/中川淳一郎

本気で稼ぐ方法

今回のテーマ「本業でも副業でもいいから年収1000万円を達成したい」
想定しているのは28歳女性で平均年収354万円、都内在住の会社員です。出世をしたいと思っている女性に、必要な心構えと「何から始めるべきか」を教えていただけますでしょうか。

年収1000万円超の女性は1.2%!

こりゃ難しい話ですわ。厚労省が2019年9月に発表した「平成30年分 民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の1人当たり平均給与は441万円で、男性は545万円、女性は293万円です。平均給与は正規が504万円で非正規179万円。男女別だと正規は男性560万円、女性386万円。非正規については男性236万円、女性154万円です。

1000万円超は、全体では5.0%。男性に限ると7.3%、女性に限ると1.2%となります。
参考:国税庁「民間給与実態統計調査」

今回の想定読者は28歳の都内在住の平均年収354万円ということなので、1000万円になるのは相当難しい。これを自分に当てはめたらどうなるかを考えたら28歳のとき、私は年収60万円でした。フリーランスになった1年目だったのでまぁ、仕方がありません。とはいっても、その前年は正社員数3000人以上の広告会社No.2の博報堂の正社員だったため、860万円はありました。

1000万円超の給料を支払う会社なんてものは、キーエンスを始めとした超優良企業、外資系コンサルや金融機関、歩合制の営業会社の優秀者、総合商社、大手広告会社、大手テレビ局、大手出版社などが代表的です。数年前にDeNAが「新卒年収1000万円」を謳い話題となりましたが、これはかなりの例外でしょう。
それ以外で1000万円を達成するには、実績を挙げたうえで、ヘッドハンティングされて転職する場合ですね。しかし、これまで挙げたいずれの道もとんでもなくハードルが高いです。私も博報堂に残っていたら出世度合にもよりますが、30代前半~中盤で1000万円は超えたかとは思いますが、これも相当なレアケースです。

年収1000万円を達成する4つの道

そうなると、道は4つあります。

【1】副業をする
【2】1000万円超を支払う企業に転職する
【3】投資
【4】フリーになるか起業する

【1】については、あまり現実味がないと思います。もちろん、年収900万円ある人が年間100万円分の副業をする、という話であれば「まぁあり得るかな……」とは思うものの、年収354万円の人が646万円を副業で稼ぐというのはあまり考えられない。いや、646万円を副業で稼げるのであれば、そちらを本業にする方が圧倒的にいいから、もはや副業じゃなくなります。あと、私も副業にあまり詳しくないので、そこらへんの助言はできません。「ライターとか古本の“背取り”とか塾講師かな……」みたいなことしか分からないので。

【2】については、それは「そういう企業に転職できるだけの実績を作れ」としか言えないですし、【3】の投資にしても確実性はないですし、プロには敵わない。となれば、現実的な線としては【4】になるかと思います。

私の場合は、【4】の「フリー」と「起業」を両方経験しています。28歳・2001年のフリー1年目の年収は60万円だったことは先に述べましたが、その後の年収は400万円→800万円→850万円→700万円となりました。

この翌年の2006年には外注をするようになったため年収ではなく「年商」になりましたが1700万円です。多分自分の年収は1100万円ぐらいはあったと思います。以後、年収1000万円超は2006年も含め2019年まで14年連続で達成できています。起業については、売り上げがフリーで年商5800万円になった翌年の2010年に大学時代の同級生であるY嬢とともにやりました。法人化した方が税制の面で明らかに有利のため、別にしたくはなかったものの起業しました。

「起業」を目的とするのではなく、あくまでも手段としたのです。憧れはまったくなく、必然として起業しました。

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