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不安を感じたら「自己讃美」を。自分を信じるための内側の闘い/椿

内側の闘い

夜の街を歩くラッパーの椿さんの画像

ラッパーとしての活動を知っている方には説明不要かもしれないが、私はライブや音源制作の他に、MCバトル(即興のラップで競ういわゆる言葉の格闘技)の大会にも出場することがある。
大会に挑むときには、アーティストである前提に加え、アスリート的な精神力の強さも必要になる。
私にとって、MCバトルに挑む上で最大の目標でもある“日本一”のタイトル獲得がかかった決勝大会(12/30)を目前に控えた今、すでに闘いは始まっている。
それは“自分を信じる”ための、内側の闘いとも言える。

自分を信じる、とはよく聞く言葉だが、結果を出すための過程において「私は自分を信じている。」と真っ直ぐに言い切れる人はそう多くない。それでも、最終的に幸運を掴んだり困難に打ち勝って成功する人は「私は自分を信じている。」と言い切ってきた人だと思う。
もっというと、その言葉を自分のものにして口に出す習慣自体が、逆境を跳ね除ける“力”を生み出す根源のように感じるのだ…!

つまり今、日常生活で特別何をするわけではなくとも、「口に出す言葉」にだけは常々注意を向けて生活している私がいる。
意識的に始めたというよりも験担ぎのような感覚で、いつのまにか染み付いていた「口に出す言葉のコントロール」にあるとき気が付いてから。
口に出す言葉がいかに自分自身のマインドへ影響するか認めることができ、それ以来習慣的に意識するようになった。

もし貴方に引き寄せたい運があるのなら、今すぐにでも「言葉の力」を使った内側の闘いにエントリーしてみてほしい。

言葉の力を信じる

なぜ内側の闘いが必要か。何の予告もなしに最悪のビジョンが脳内で勝手に再生されるときが私にだってあるからだ。
正直、はちゃめちゃに不安になるし容赦ないプレッシャーに襲われたりもする。何より敗北が怖い。けれどその感情をそのまま言葉にして口に出すと、言葉は外に歩き出してしまう。
外に歩き出した言葉は、巡り巡って現実の結果に影を落とすことさえあると私は思う。
だから、内側にあるうちに、おっとっと……と踏み止まってぶっ壊すのだ。
それは地味だが過酷な作業。
負けたくない、頑張る、大丈夫、なんて言葉で対抗してみても、まだまだポジティブの領域までは振り切れない。
だ・か・ら・こ・そ、どんなに望んできた舞台か、この時をどれほど待ちわびたか、私が勝てば誰が喜ぶか、いかに自分を信じているか、どんなに意味のある勝利か。プラスエネルギーで自分を取り巻くことができるような、おもいっきり「高まる言葉」「高まるビジョン」を具体的に口に出して自分自身に聞かせている。

とはいっても、ごく身近な人に不安を語ってしまう瞬間はある。しかし吐き捨てたままにはしない。最終的には親指を立てるか拳を握ってみせ「必ずやったる日本一!!」と良い想像ができる状態まで持っていくのがお約束。

口に出す言葉もそうだが、人から受け取る言葉も同じく。
私を信じてくれる人の言葉だけを、感謝してありがたく受け取るようにしている。雑音はシャットアウトだ。

かつて私に、「言葉は受け取らなければ相手に返って行くのよー」と語ってくれた大先輩がいたが、その教えはここでリンクしている。

引き寄せたい運があるのなら、心に与える言葉の質を高めることは不可避。
言葉には力が宿るから。素直に言葉の力を信じて口に出す言葉や受け取る言葉を選んでみたら、潜在意識の中で言葉が強く背中を押してくれる瞬間がきっと訪れる。
些細な意識が大きな運命を動かすなんてことは、ある。全然ある。

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