死ぬまでには観ておきたい映画のこと

映像作家としても活動する映画ライター・たけうちんぐさんが、死ぬまでには絶対見ておくべき名作から最新作まで幅広い映画をご紹介します。

死ぬまでには観ておきたい映画のこと
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座って観たくない。もはや、叫びたい。恋の衝動がすごい『ベイビー・ドライバー』

  •  観終わると興奮が収まらず、まるで音楽を嗜むように2、3回リピートしたくなる。座って観たくない。立って拍手を送りたくなる。というかもはや、叫びたい。  ハンドルを切り、アクセルを踏み、公道を突っ走る。そんな映画は今までに呆れるほどあ...
  • 2017.08.17
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使い古された“ノスタルジー”に新たな表現が…『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』

  • 「もしも、あの時に戻れたら。」  人生はいつも決断の連続で、青春時代ともなると枝分かれした選択の中で、知らず知らず運命が左右されていく。 誰もが遠い目をして思い出す“あの頃”はそれに全く気付かない。あいつの想い、あの子の気持ちさえも、...
  • 2017.08.16
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「死んでも美しくあり続けたい。」――あるトランスジェンダーの死と波乱に満ちた人生『ダイ・ビュー...

  •  死んだら姿形は変わり、意識も無くなる。当然のごとく、生きていた頃の美しさなんて土に埋められるか、燃やされてしまう。 でも、トリシャは違う。彼女は死んだ後も美しく、ビヨンセにもケイティ・ペリーにも、アンジェリーナ・ジョリーにもジュリ...
  • 2017.07.22
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『魔女の宅急便』から28年後。現代の“魔女”は我々をどう導くのか『メアリと魔女の花』

  •  空を飛びたい。ワープしたい。物を動かしたい。――かつて描かれてきた“魔法”の数々から、誰でもその能力に一度でも憧れたことはあるだろう。  しかしいざ力を得た時、それを憧れのままでいられるのだろうか。力を持つことが絶対とは限らない。...
  • 2017.07.08
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SMとは本能を解放する象徴なのだ。あの“おとぎ話”が再び『フィフティ・シェイズ・ダーカー』

  •  大企業のCEOで、鍛え上げた肉体を誇り、ヘリコプターを操縦する。ヨットでデートなんて当たり前で、「お前の口座に◯万ドル振り込んでおいたから」なんて寝起きのテンションで言ってくる。さらに言うと、イケメン。  このハイ...
  • 2017.06.24
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アカデミー賞ボイコットで話題騒然!夫婦のすれ違いが意外な顛末を迎える復讐サスペンス『セールスマン』

  •  「男はやたらと解決したがる。女はただ聞いてほしい。」 ――女性が男性に悩みを打ち明ける時、その行き先の相違にもどかしさを感じる。どちらも求めているのはそれじゃない。ここから互いのすれ違いが生じてしまう。  これは男女間のディスコ...
  • 2017.06.08
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母子の新しい愛情表現を描く傑作!子の幸せを願う女性たちの優しい視点が最高だ『20センチュリー・...

  •  思春期の頃に母親と完全に分かり合えた人なら、この作品は他人事になる。完全になんて無理じゃないだろうか。分かり合えたかどうかなんて、その時に分かるものでもない。むしろ大人になってから、いかに母親を分かってあげられなかったかがよく分か...
  • 2017.06.01
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夢の街“ハリウッド”でさえも結構ダサい恋愛をしている『カフェ・ソサエティ』

  •  ハリウッドの恋愛事情なんて一般人の私たちとは別世界で、お金持ちの価値観なんて常識とかけ離れている。 ……なんて思っていたら大間違い。ここで描かれるハリウッドはウブな青年もプレイボーイな業界人も全く同じ。  恋を目の前にすると、誰だ...
  • 2017.05.03
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人気小説が星野源主演でアニメ映画化!痛々しい作戦で恋は実るか『夜は短し歩けよ乙女』

  •  めくるめく季節を色彩豊かな景色に、たった一夜を一ヶ月にも一年にも変えてしまう。“黒髪の乙女”は振り向くことなく、“先輩”が勝手に永遠を感じるその風景を颯爽と歩いていく。  その感情を覚えると世界が揺らぐのだった。恋愛ファンタジーと...
  • 2017.04.06
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アカデミー賞で話題騒然!孤独な男を唯一照らす月明かり『ムーンライト』

  •  自分探しだったり、自分の居場所を求めて彷徨い続ける人を鼻で笑う人がいるかも知れない。 だが、とことん存在を否定され、家庭でも学校でも行く宛てを失い、孤独に打ちひしがれた人が必死に求めることを、どうか笑わないであげてほしい。  そん...
  • 2017.03.30