無償の愛は法律に打ち勝つのか?ゲイカップルとダウン症の少年との愛を描いた感動の実話『チョコレートドーナツ』

 愛があれば何でもできると思っていた。
多くの人は愛に満たされた物に目を向ける。愛を描いた感動の実話に全米が泣き、愛を歌った曲がヒットチャートを独占する。愛はいつだってメジャーな存在で、世間から歓迎されるもの。
だからそこに愛があれば、誰もが認めるものだと思ってた。

 でも、1970年代のアメリカ・ブルックリンで愛は完全に見放された。
世界の片隅で育まれた、世代も、血の繋がりも、性別も超えた無償の愛。それを世間は阻み、法律は許さなかったのです。
ゲイカップルとダウン症の少年との愛を。

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 トライベッカ、シアトル、そしてサンダンスなど数々の映画祭で拍手喝采を浴びた本作。
舞台『キャバレー』でトニー賞を受賞し、演技だけでなく歌唱シーンで心を揺さぶるのはアラン・カミング。本作で幾つもの主演男優賞を受賞したのも納得の存在感で、愛に溢れたゲイの主人公・ルディを演じます。

 彼と愛し合い正義感に溢れた弁護士・ポールを演じるのはギャレット・ディラハント。二人が無償の愛を注ぎ、笑顔の日々を取り戻していくダウン症の少年・マルコ役をアイザック・レイヴァが演じます。
そしてトラヴィス・ファイン監督の手により、魂のレベルで通い合う人と人との繋がりが温かく描かれています。


世間からの冷たい視線に愛がなす術は?

 【簡単なあらすじ】
 1979年、カリフォルニア。歌手を目指しているショーダンサーのルディ(アラン・カミング)は弁護士のポール(ギャレット・ディラハント)と知り合い、共にゲイである二人はカップルになる。彼らはルディの住むアパートの隣に住むダウン症の少年・マルコ(アイザック・レイヴァ)が母親に見捨てられたことを知る。やがて彼を保護し、共同生活をする中で家族のような愛情が芽生えていく。
しかし、ゲイであることが好奇の目に晒され、法と世間が三人の幸せな暮らしを阻んでいく。やがて家庭局がマルコを連れていき、ルディとポールはマルコの将来のために裁判で戦う事になる——。