男女の関係に永遠はあるの? 『セレステ∞ジェシー』

 恋人同士では言えないようなことでも友人同士だと言えてしまう。
恋愛に終わりはあっても友情には終わりはない。
この映画のセレステとジェシーもそういった関係を望み、お互いの感情よりも「永遠」を優先し、2人の間に∞が生まれたはずだった。
なのに、相手が幸せになると不安や妬みを感じてしまうのはなぜ? そんなの全然永遠とはいえない!

セレステ∞ジェシー リー・トランド・クリーガー ラシダ・ジョーンズ アンディ・サムバーグ ウィル・マコーマック イライジャ・ウッド エマ・ロバーツ クロックワークス C & J Forever, LLC.All rights reserved.

『セレステ∞ジェシー』は、音楽プロデューサー・クインシー・ジョーンズの娘であるラシダ・ジョーンズが、自身の体験をもとに脚本を手がけ、主演を務めたラブ・ストーリー。
監督は、数々の映画祭で話題を呼んだリー・トランド・クリーガー。アンディ・サムバーグ、イライジャ・ウッド、ウィル・マコーマックなど上質なドラマにぴったりの俳優が名を連ねた本作は、カップルの「別れた後」の問題を容赦なく描きます。

ストーリー

 誰もが羨むカップルだったセレステ(ラシダ・ジョーンズ)とジェシー(アンディ・サムバーグ)は永遠の関係でいられるよう、離婚を決意する。別居しても家が隣同士で異様に仲の良い2人を、「いい加減にしろよ……」と友人カップルは理解できない。
だが、そんな2人にもやがて距離が生まれる。ジェシーが「他の女との子どもができた」と言うのだ。さらには「彼女と一緒になりたい」と願う彼にセレステは戸惑ってしまう。
何をしてもジェシーとその女のことばかり考えてしまうセレステは、どうしても未練を払拭することができず、色んな男とデートして闇雲に幸せを追い求めようとするが――。

私、こんなに弱い女だったっけ?

 メディア・コンサルティング会社の経営者であるセレステは、キャリアウーマンで誰もが認めるデキる女。自分をしっかり持ち、人一倍気が強いはずだった。なのに、まさか男のことで未練がましくトイレでこっそり涙を流してしまうなんて。
あなたにもこんな経験はありませんか?
自分から別れを切り出しておきながら、いざ今まで通り付き合うことができなくなると急に寂しさが生まれる。
夫婦・恋人・親友・他人。男女の関係はこの四択しかありえないのか……。相手に恋人ができてしまえば、自分の入る余地も無くなってしまうなんて、そりゃあ悲しいものです。

 クライマックスでは、今まで平静を装っていたセレステが、ジェシーの前で感情を露にします。
以前とは違い、これからの未来のために変わることを選んだジェシー、一方、置いてけぼりを食らったセレステ。同じ女性として、歯を食いしばるくらい切なくて、悔しいセレステの気持ちに感情移入してしまう人も多いのではないでしょうか。