血の繋がりなんて関係ない。そこに思いやりがあればいい。
和彦、皐月、淳、明日香、隆史の5人はそれぞれ《血の繋がった家族》を失った過去を持つ。その失い方がネットニュースを開ければ毎日のように飛び込んでくる悲痛な事件ばかり。
そんな彼らが「家族」を追い求める姿に胸を打たれる。
血なんて関係ない。そこに絆があればいい。まるでここで描かれる家族が人生の避難場所にも見える。家族の定義なんてどうでもよく、他人を思いやるだけで幸せの道筋が生まれる。
( c )映画『at home』製作委員会
この家族に限らず、幸せそうに見える人でも何かを抱え、何かを忘れようと必死に生きている。想像をするだけで、他人をもっと思いやれるかも知れません。
《家族》とは何か?その答えを知る時、5人が互いに見つめ合う姿が眩しく感じることでしょう。