愛のある関係には、イマジネーションとバリエーションを

彼と1年間付き合ってきた中で、思いやりがあって優しい人だと感じてるのなら、自分の考えを押し付けてあなたに無理を強いるような人じゃないってことはあなたが1番よくわかっているのではないですか?
あなたが「会いたくない」「疲れてる」と理由を端折って感情だけをぶつけてしまうと、その意図が間違って伝わってしまう可能性があり、彼も納得できないかもしれませんし、気を遣ってしまう優しいあなたのことですから、きっと申し訳なさを感じてしまうのだと思います。

生活を共にするとなると、小さな生活習慣の違いや大きな決断の場面で意見の衝突がたくさん出てきます。
普段の暮らしでも自分の気持ちを押し殺して我慢をしてしまうと、そういったときの対処がますますできなくなったり、どうやって気持ちを持っていけばいいのかわからなくなってしまいます。
我慢して我慢して我慢して…ドッカーーーン!!! と大爆発させてしまう方が、あなたが恐れている「彼に嫌われてしまうんじゃ……?」という不安に直結するのではないでしょうか。

どういう言い方をすれば彼は理解してくれるのか、どうすれば彼と楽しく過ごせるのか、そのために自分はどうしたいのかという部分にイマジネーションを働かせたうえで、
「疲れていてあまり機嫌良く過ごせなさそうだし、次に会ったときはあなたと楽しく過ごしたいから今日はのんびりしてリフレッシュする時間にあてたい。」
「もう今日は本当に本当にメイクするのも億劫なぐらいだらけたい気分だし、自分の機嫌をとるために自分のことをひたすら甘やかしてだらだら過ごすってもう決めてるの。」
「あなたと一緒いるのがしんどいというわけではなくて、仕事でここ最近いっぱいいっぱいだから、自分の気持ちを整理するためにちょっと1人でコーヒーでも飲んで来るね。帰って来る頃にはスッキリしてると思うから家で待ってて。」など、感情を誤魔化さない、お互いのための言葉のバリエーションを増やせば、嫌われることなんてまず有り得ません。

愛のある関係を持続させるには、イマジネーションとバリエーションが必須です。少なくとも私は、夫との生活の中で身をもってその大切さを実感しています。

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Text/ものすごい愛
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