1．砂肝は包丁で“銀皮”と呼ばれる硬い部分を剥き、キッチンペーパーなどで水気をよく取ります。

2．フライパンの底から1cmほどの高さになるように油を入れて中温に熱し、揚げていきます。

3．砂肝にこんがりとした色がつき、お箸で持ち上げると少し軽くなったら、網やキッチンペーパーに取り、油を切ります。

4．熱いうちにお皿に盛り、塩を振ったら出来上がりです。

　味の変化にレモンはもちろんのこと、七味唐辛子をかけてもおいしいです。

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　約2年もの間続けさせていただいたこの連載も、実は今回で最終回を迎えます。それもそのはず。もう「ヒモが作る、いたわりご飯」ではなくなってしまったのですから。

　自分でもこんな形で終わりを迎えられるとは思ってもいませんでした。連載を終えてしまうのは寂しいような、でもヒモを卒業できたことはめでたいような、なんだか複雑な気持ちですが、タイトルから「ヒモ」が取れて残ったものが私の書きたかったことだったんだと気がつきました。

「いたわりご飯」で、大切な人のことを思って作る料理の楽しさ、おいしさ、そういったことがほんのわずかでも読んでくださった方に伝わっていたら、これほど嬉しいことはありません。

　細く長いヒモのように連載を続けられたのは、読者の方のおかげです。
本当にありがとうございました。

Text／まいったねぇ