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「君が『仕事が好き』って言うのが嫌」束縛タイプの男性と付き合った話

大泉りかコラム

かつて、束縛するタイプの男性と付き合ったことが二度ほどあります。同じ轍を二度も踏むだなんて、自分はなんと愚かなのだろうと、恥ずかしくもありますが、とにもかくにも、束縛心の強い男性(たぶん女性も)というのは付き合うのは、非常に面倒です。そして別れた後の「時間の無駄だった」という脱力感が半端ない

男性Sは、地元の地主の家に育ち、祖父母と敷地内同居、母親は専業主婦という家庭に育った、いわゆるボンボンタイプの男性でした。その出自が影響しているかどうかはわかりませんが、Sは「女性というものは優しく美しく人に尽くし……」という規範を持った保守的なタイプ。なんでそんな男性が、わたしと付き合おうと思ったのかはさっぱり理解できませんが、とにかく女であるわたしが夜遊びに出掛けることに嫌な顔をしていたし、電話が掛ってきたときに外にいることがわかると不機嫌になる人でした。

とはいっても当時のわたしは遊びたい盛りで、少し早めに「今日はもう寝るね」と連絡を入れた後に遊びに出掛ける、というアリバイ工作をしては、夜の街へと繰り出していたのですが、やがて、嘘をつくことがしんどくなり、そんなことまでしてSと付き合い続ける価値が果たしてあるのか、と考えた末に別れることを決意しました。そのときに、「もう束縛するような男とは絶対に付き合わない!」と決意を決めたにも関わらず、再び、今度はさらに酷く束縛する男性と付き合ったのは、「束縛には応じなければいいだけ。もう大人だから自分の意思を貫ける」と思っていたからです。

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