ガチな雰囲気が漂う「ひとり合コン」

「ひとり合コン」。なんとも矛盾に満ちたネーミングですが蓋を開けてみれば、なんてことはありません。
合コンしたい日と人数を登録すると、マッチングしてくれる合コンマッチングサービスのひとつで、合コン開催日の中から希望する日を選んで申し込み、当日指定された店に足を運ぶと、そこには各々、「ひとり合コン」に申し込んだ参加者たちがいる。そのみんなで、合コンをするという仕組みです。

わたしが申し込んだ、とある晩の「ひとり合コン」の参加者は、女性陣はアラサーとアラフォーの女性がひとりずつ、対して3人の男性陣は皆アラフォー。合わせて6名で、当然その全員が初対面でした。

帽子の問屋で働いている人もいれば、不動産屋の事務員、営業職のサラリーマンもいて、しかし、互いの仕事のことは深く突っ込みにくい、どことなく遠慮漂うムード。映画や旅行や音楽といった当たり障りのないひとつの話題を、全員でしゃべる座談会方式で場が進行し、口説く・口説かれるといった雰囲気までたどり着かず……。

盛り上げの連携プレーを取る仲間、「今夜は誰か持ち帰る」「あいつを狙う」といったギラつき、それを後方支援してくれる同性の友人といった、合コンに必要な要素が欠けていたせいだと思うのですが、一方で参加費用が、当日のお料理と飲み放題を含んで男性8千円の女性5千円と、男女ともに絶妙なお値段だからこそ、ガチな交際相手を探しに来ている空気もあったのが印象的です。興味のある方はぜひ、参加してみてはいかがでしょうか。

Text/大泉りか