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「花を綺麗だと思う女の人になって」とモラハラ彼からの贈り物

いつも悩む誕生日プレゼント

彼女へのプレゼントである花束を後ろに隠し持っている男性の画像 vjapratama

 5月の頭に、誕生日を迎えました。なぜ6月も中旬に差し掛かろうとする今になって、そんな話題を持ち出したのかというと、いまだに夫からプレゼントを貰ってないからです。

 といっても、スルーされているわけではなく、「シンプルな黒のレザーのバッグが欲しい。目ぼしいものを見つけて指定する」と自ら通達しておきながら、忙しさにかまけてそのままにしているので、自業自得です。

 一緒にいるようになってから(結婚前も含めると)10年近くなるわれわれ夫婦ですが、誕生日プレゼントに何を貰うか、何を贈るかは、毎度頭を悩ませる問題です。彼が喜ぶのは、中古DVDやプロレスのマスク(ちなみに先ほども、Amazonからヴェノムのマスクが届き、そそくさとベランダに出ていったと思ったら、被って自撮りをしてインスタグラムにアップしていた)。わたしがいつだって欲しいのは美味しい出汁とか味噌とか醤油ですが、そんなものは自分で買う。

 いや、付き合い始めの頃はそれでも、お互いに相手の喜びそうなものを選び、当日にサプライズで「お誕生日おめでとう!」といそいそプレゼントを差し出す方式だったのです。けれどわたしが買ったスニーカーは、底が滑るとかであまり履いてもらえず、逆に彼から貰ったニットキャップは、微妙にサイズが合わずにタンスの肥やしに。

 結局、「欲しいモノをリクエストしてもらったほうがいい」という結論に達したのはいいのですが、プレゼントに相応しいものへの物欲がお互いにない。なんせ彼が愛しているのは中古のDVDソフトで、わたしは出汁醤油味噌なのです。

 それに、男性からのプレゼントに関して、わたしには少々トラウマがあります。以前付き合っていたモラハラめいた彼からのプレゼントが、なぜかわたしをいちいち傷つけるものばかりだったからです。

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