結婚して苗字が変わったあとに必要な手続きは?

 我が家の場合は、わたしが彼の姓を名乗ることになったので、苗字が変わるのはわたしの方です。そして、苗字が変わるということは、各種身分証明書やキャッシュカードクレジットカードの類、パスポートそして銀行口座名から図書館の貸し出しカード、生命保険関連、ネット通販に登録してある配送先まですべて、変更手続きが必要となってくるのです。

 め・ん・ど・く・さ・い!

 まずは新姓の印鑑を用意し、本籍記載の住民票とともに、最寄りの警察署を尋ねて、運転免許証の氏名を変更します。こうして「写真付き身分証」を手に入れた後、その他各種の名義変更に取り掛かる。

 銀行口座の名義を変えるには、登録してある届け出印が必要で、管理がずさんなわたしは数本の印鑑を窓口に持って行って「届け出印、どれですか?」と泣きつくことになりました。クレジットカードは手元に届くまでに時間がかかると言われ、キャッシュカードに付随しているものを使っていたわたしは、「そんなに長い間ATMが使えないのは困る」と、分離して発行してもらうことに。再発行料として1,000円取られました。

「なんでわたしだけ、こんな煩雑な手続きをしなくてはならないのだ」とムカムカしていたところで、さらに油に火を注ぐ事実が発見。パスポートの名義を変更(記載事項旅券の申請)すると手数料6,000円ですってよ。結婚したのはわたしと彼の2人なのに、なんでわたしだけ?

 あまりに理不尽な出費だと思ったので、パスポートの名義はそのままにすることにしたのですが(航空券を予約する時に旧姓で取ればいい)、そうすると、クレジットカードを使う時にIDの提示が必要なアメリカなどの国にいった場合に「苗字が一致してないけど、使えるかしら」と毎回ドキドキしなくてはならないのです(「マリッジネーム」と説明すれば、基本は行けるそうですが)。