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「男の顔の好み」は何かをきっかけに変わる。それは希望かもしれない

出産で変わった男の趣味

水も滴るイケメン男性がこちらを見つめるサムネイル画像 Christopher Campbell

 先日、近所の中華料理屋で夫と一緒にランチを取っている時のことでした。その中華料理屋は、刀削麺が名物メニューなのですが、ランチタイムは800円かそこらで、サラダ・ライス・ドリンクが食べ飲み放題付き、お持ち帰りの麻婆丼はなんと300円(!!)という非常にコスパに優れた店です。もちろん、そんなことは本題とはまったく関係がないんですが、その店の隅っこの席で夫婦でランチを取っていた際に、壁際に貼られたポスターを観て、夫が言いました。「この中で君の一番好みの人、当ててあげようか」。

 貼られていたポスターはサントリーの『ザ・モルツ』のもので、そこにずらりと並んでるのはEXILEのTRIBEたちです。「当ててもいいけど、たぶん難易度あがってるよ。産後、男の趣味変わったから」とわたしが答えると「じゃあ、ベスト3まで出すわ」と、夫はあれかこれかと楽し気に選別を始めました。

 産後に男性の好みが変わったというのは本当のことで、以前は目が細めのワイルド系が好みで、好きなタイプの顔の男性が多くいる国はモンゴル。反対に、可愛らしい顔をしたイケメン男子は、ほぼ目に入ってきませんでした。知り合いで「やたらとモテて、界隈を食いまくっている」ということで有名な男性がいるのですが、その良さがまったくわからず、「あの人がなんでモテるのか、さっぱりわからないんだけど。普通じゃない?」と友人に疑問を呈したところ「えっ、だってめちゃくちゃ可愛い顔してるじゃん!」と言われて「そうか、ああいう顔の男が、可愛いと言われるのか」とようやく理解できるという始末です。

 けれども、そういう万人受けする顔にさして興味がないことは、競争率の高いところに手を伸ばさずに済むということで、わりと都合よくもあります。合コンなどでも、誰も目もくれない人材に惹かれることが多く、ライバルと牽制しあうことなく、すぐにツーショットに持ち込める。

 ところが産後、不思議と可愛い顔の男性を「いいな」と思うようになりました。もうすぐ6か月になる息子はまだ赤ちゃんなので文句なしに可愛いのですが、息子がきっかけで「可愛さ」というものに目覚めたらしく、結果、可愛い顔をした男性全般に好意を抱くようになってしまったのです。フジモンが大好きだったわたしが坂口健太郎にキュンキュンする日がくるだなんて、自分でも信じられません。

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