アラフォーだけど元カレの名前で検索します!なぜ年を取った女の欲望は許されないのか

アラフォーが元カレを意識して何が悪い


アラフォー 元カレ 女
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 雑誌『STORY』5月号 を買ってみました。局地的に話題になっている「元カレ特集」が目当てです。Amazonから届いて、さっそく箱を開き目にしたのは、表紙の「その服で元カレと会える?」という深淵な問いと、「バッタリ会っても慌てずに済むよう“清潔感と幸せ感のあるオシャレ”を磨いておこう」という煽り文。


 そもそもが、40歳にもなって元カレのことを気にしているだなんて、よほど未練たらしいか、もしくはおめでたいかのどちらかでしょう。けれど、わたしは未練たらしくおめでたい女なのです。Facebookでこっそりと名前を検索し、発見して「こんなふうになったんだ……」と懐かし甘苦い気持ちを味わったことがあるだなんて、誰にも言えずに来ましたが、「いい女の新基準」とまで言い切られては、堂々と出来るってもんです。そうです、わたしがFBで元カレの名前を検索しているオバサンです。

 それだけではありません。実は元カレが来る飲み会のために、服だって買ったこともある。だから正直なところ、完敗気分です。でも、女のプライドにかけても「ブスになった」なんて思われてたまるかって、思うじゃないですか。えっ、思わない? だとしたら羨ましいです。そのフラットな揺るぎなさ。

 元カレを意識してのオシャレには、2種類の思惑があると思います。ひとつには淡いトキメキを期待してのこと。やけぼっくいに火がつくことまでは求めずとも、「モテちゃった!」と甘い満足感くらいは味わってみたい気持ちからのおめかし。
もうひとつは、かつて好き合った相手に惨めに落ちぶれた姿を見せたくないという意地、もっといい女になったところを見せつけて後悔させたいという復讐心です。その両方とも、わたしの心の中にはいまだ渦巻いています。

 そんな煩悩を抱えていることは、世間一般的には、恥ずかしいことのようです。ツイッターでも「40代以上向けの雑誌でなに元カレとか言ってんの」という意見がちらほらと散見されました。39歳既婚者のわたしとしては、すみませんとしか言いようがないんですが、別に40代以上の女が元カレに思いを寄せてなにが悪いんだって話です。けれども、知っています。若い女性の中には、年を取った女性が色気づくことを「みっともない」と考える人が一定数いるってことを。