既婚者が「オナニーホールにチンチンを突っ込むこと」は浮気か否か

既婚者の浮気の基準とは

大泉りか 官能小説 人妻は不倫の夢を見るか anton petukhov

 先日、飲みの席でTENGAが話題に出た。そこにいた男性(30代後半・既婚)が「使ったことがない」というので、
「気持ちいいらしいよね、わたしも指を突っ込んだことあるけど、めちゃくちゃ気持ちよかった」と告げたところ、
「興味あるけど、かみさんに見つかったら、浮気だって言われちゃうからなぁ」と申したのです。

『えっ、TENGAが浮気だと?だって生き物ですらないっすよ?』と驚きつつも、そういや以前、年下の女友達(20代後半・新婚)が、台所の流しの下に収納してある、重ねたボウルの間から、旦那のエロDVDが出てきて、浮気だなんだと騒いでいたことを思い出した。
そう、世間では「配偶者ではない人を想像してオナニーをすること」「オナニーホールにチンチンを突っ込むこと」を浮気と取る人種もいるのである。というか、むしろ世の中は、こっち派のほうが多いという気もする。

 しかし、なんでそんなところに隠すかな。キッチンは女の聖域なのに。

 ちなみに我が家の仕事部屋は、わたしと夫のパソコンデスクが、間に棚を挟んで並んでいる。その棚の上には、推定100本ほどのアダルトDVDが積み重なっているのだが、これはわたしの仕事関係のものではなく、すべて夫の私物だ。
夫はわたしが寝ている間、そこから、その日の気分で観る作品を選んでは、パソコンで再生しながらオナニーをするのが日課のようで、鑑賞を終えたDVDは無防備にもそのままデスクの上に置きっ放しにされている。

 それを、夫が席を離れた隙にチェックするのは、わたしの趣味のひとつだ。たいがい、『鬼抜きリップサービス』だとか『おチンポクリニック・熟女病棟』だとか、“フェラ”と“痴女”に特化したものであることが多いが、ある時、『ナースレイプ』といったものがあって「えっ!レイプ物で抜いてんの?」と引いたのだが、よくよく見たら『ナース逆レイプ』で安心した。