毒親育ちのおすすめポイント
- N
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うちは母も孤立してるけど、父がもっとヤバいんですよ。私以外のつながりがゼロなので、盆正月はN県の父の家に行ってるんですね。行きたくなさすぎて、必ず体調を崩すんですけど。
- アル
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つらいなあ(泣)
- N
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職場でみんなが「冬休みどうする?」とかウキウキ話してるのもつらくて……。私は父の病院に付き添ったりしてるんで。
- アル
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「行きたくない」と断るのは難しい?
- N
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うーん、断ることもできるけど……。
- アル
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悩むよね。「親が可哀想」「行かなきゃ悪い」という罪悪感もあるし「知らんがな!自業自得や」という怒りもあって。
- N
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そうなんです…! 私も「敵は己の罪悪感」と自分に言い聞かせてます(笑)
- アル
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だよねえ。縁を切るのが得意な私ですら、葛藤があったもん。
- N
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アルさんもありましたか?
- アル
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うん。それでも縁を切ったらメッチャ楽になった。ただ「縁を切った方が楽」と頭でわかっていても、心がついていかないのもわかる。そういう人は「とりあえず距離をおく」「会う頻度を減らす」方がやりやすいかもね。
- N
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私も頻度を減らしていこうと思ってます。
- アル
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私が彼氏だったら「一緒にN県に行って旅館でも泊まろうよ」と言うだろうな。
そんなふうに彼が支えてくれるといいよね。私は母の入院中も夫が付き添ってくれて、すごく助かったから。彼がNさんの盾になってくれることを願うわ。それと毒親育ちは引け目を感じがちだけど、おすすめポイントもありますよ。
- N
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おすすめポイント(笑)?
- アル
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まずは家族間のトラブルに強いこと。自分も苦労してきたぶん「どーんと来い!」と受け止められるし、「チームで戦っていこうぜ!」と病めるときベースで支え合える。
それに「やっと手に入れた巣を壊してたまるか」という思いから、家族を大切にする。
実家が地獄だったぶん今の幸せに感謝するし、「地獄から救ってくれてありがとう」とパートナーにも感謝する。私は毎晩、夫を拝んでいるよ。
- N
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私も地獄出身なので、気持ちはすごくわかります。
- アル
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何不自由ない家庭で育ったら、実家と比べて不満を抱いたかもしれないよね。「親はこんなにしてくれたのに」とか。マザコンやファザコンで実家と密着してる人もいるでしょ。
- N
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それは100パーないですね! 親と離れたくてしかたないから。
- アル
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それに、毒親育ちは形にこだわらないと思う。「豪華な結婚式じゃなきゃイヤ」「高級マンションじゃきゃイヤ」とか言わない。
- N
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あーそれも全然ないですね。平和に安らかに暮らせたら十分です。
- アル
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私も結婚式も指輪も何もいらなかった、夫と暮らせればよかったから。
毒親育ちは結婚にキラキラした夢や憧れがないぶん、「現実」として考えられると思う。「結婚は単なる箱で、中身は50年の共同生活」という視点でパートナーを選べるんじゃないかな。
- N
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そっか、今までそういうメリットを考えたことはなかったです。
- アル
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マイナスだけと思ってることにもプラスはあるんだよね。私も毒親育ちじゃなかったら、夫のアナルのガバガバさに気づけなかったと思うし。
- N
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アルさんと話して、少しずつコンプレックスを減らしていける気がしました。まずは彼にメールで家の事情を伝えてみます。あと社会福祉協議会にも行ってみます。今日はいろいろ相談に乗ってもらってありがとうございました!
- アル
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いえいえ。つらい時はいつでも女子校で吐き出してくださいね~!
Text/アルテイシア
次回は <アルテイシア・ぱぷりこ・そこにいる喪女が答えます①「子ナシ希望をどう伝える?」>です。
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