明日は我が身

アル

Nさんは29歳で病気のお母さんを抱えて、本当に大変だと思う。ただ、みんな「明日は我が身」だよね。明日親が倒れるかもしれないし、それは彼だってそうだし。

N

たしかに親はどんどん年をとっていきますし。

アル

29歳はまだみんな親が元気だから、悩みやストレスを共有できないけど、35過ぎると親がバタバタ倒れたり死んだりし始めるから、あと5年の辛抱や。

N

5年と思ったら耐えられます(笑)

アル

人は格差に一番苦しむんだよね。他人と比べて「なんで自分だけこんなに大変なの?」って。でもみんなが大変になると、そこまで苦しくなくなる。それに毒親育ちは、年をとるほど楽になることが多いと思う。

JJ(熟女)になると「親に愛されたがゆえの苦しみ」をよく目にするのよ。仕事を辞めて母親を介護してる友達は「親にいっぱいしてもらったから私もしてあげたい、自分を犠牲にしてでもと思ってしまう」と話してた。

N

あと親が死んだ時の喪失感とか、悲しみも深くて大変だなと思います。

アル

鬱になっちゃったりするもんね。そう考えると、私は「親が死んでホッとした」と思えてよかった。

N

そっか、私も絶対ホッとしますね(笑)

アル

毒親育ちは前半ハードモードで、その後は楽になる人が多いよ。私も20代までつらかったけど、30過ぎてから楽になって、40過ぎたらもう極楽。実はもう死んでいるのかもしれない。

N

あははは(笑)。そう聞くとすごい希望を持てます。今は周りが結婚式の話をしてる時に、ズーンとなる自分が悲しいみたいな。

アル

35過ぎたら結婚式もなくなるよ。40過ぎたら葬式しかなくて喪服の出番ばっかり。だからあと5年の辛抱や。

N

あと5年ですね(笑)。私も早くJJになりたいです!

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