「トラウマを乗り越えて婚活を始めたキッカケは」男男した男が怖い女子にカウンセリング①

婚活をして見た目やコミュニケーションの問題は改善したと思うけど、「私って男いらずなのでは？」という問題が浮上して(笑)。TOFUFUの「2兆円とパートナー、どちらを選ぶ？」を読んだ時も「私は迷わず2兆円！」と気づいたんです。

まああれは8割が「2兆円！」って感想だったよ(笑)。現在パートナーがいる人は「パートナーを選ぶ」だったけど、今目の前にいなければ大半は2兆円を選ぶと思う。

やっぱそうですよね(笑)。私にとってパートナーって「ガンダーラ」みたいな存在なんです。

どこかにあるユートピア～♪

「そこにいけば～♪」みたいな。

「どんな夢も叶うというよ～♪」というね。あれ伝聞だもんね。

そう(笑)、27歳までずっと彼氏いなかったからピンとこないというか。

「そこまで求めてないのかも」という感じ？

そうなんです。私が婚活で何を求めていたのかと考えると、ずっと彼氏いない自分は世間から見て不完全な人間じゃないか？という思いを、男で埋めようとしてたのかなって。それって他人を利用しようとしてることで良くないなと。

なるほど。何らかの欠落を埋めるために恋人や結婚を求める人は多いけど、それが「世間体」「他者目線」かもしれないと。

そう、自分自身が心から求めているわけじゃなくて。

そこ喪ちゃんの「男いらず」とか読んで、どう思った？

すごい親近感を覚えました(笑)。私も男がいなくても満たされるし、そもそも男に対して性的な気持ちにならないというか。もともと人と一緒にいないとダメなタイプじゃないし、1人暮らしも寂しくないし、むしろ寂しい気持ちがわからない方。

いや～私は羨ましいよ！完全生命体だなって。

これで単為生殖できれば完璧かなって(笑)

ミジンコみたいに(笑)。そこ喪ちゃんの時も「男いらずな女子はお腹が減ってない」という話をしたけど、腹ぺこだったら何でも美味しそうに見えるし、多少不味そうでも「とりあえず食う！」ってなるけど、お腹減ってないとよっぽど美味しそうじゃないと食べないよね。

そうなんですよ！婚活で会った人とLINEとかしてると、急速にしんどくなってきて。多分この人はいい人だろうけど、デートとか考えると気が重いみたいな。

それって「多分いい人」だけど「もう一回会いたい人」ではないでしょ？

ですね。

それは単に相手に魅力を感じてないのでは？「どうせ会ってもつまんないし」って。

そうそう！(笑) つまらないテレビを無理やり見せられてるような。

私は「試しに3回会ってみよう」「会うのがダルかったら電話しよう」と勧めてるけど、「まだよくわからない」じゃなく「明らかにつまらない」だったら厳しいよね。

ですよね…。婚活で失礼な人や変な人に会いすぎて、普通に会話できるだけで「いい人だから我慢して会わなきゃ」みたいな。

我慢しても、不味いものを美味しいとは思えないよね。街コンや婚活パーティーってつまらない男が多いやん？つねに腹ぺこだった私ですら「こいつだけは餓死しても食わん！」と思った。

あははは(笑)！そうそう、試食もしたくない感じ。

そういう男に会い続けることによって、男全般に興味がなくなるというか。不味いカレーを食べすぎてカレーに興味なくなるみたいな。

そうなんですよ！この年齢になって、喪女の国にいた友人たちも、街コンに出かけてはストレスためて帰るみたいな。

たぶんそれ喪女の国ではなく、男いらずの国なんだよな。

あ、多分そうです。でもきっと美味しいカレーだったら喜んで食べに行くし、なけなしの性欲も湧いてくるかも(笑)

男いらずな人が無理やり男を好きになろうとしても、無理だと思う。彼氏が途切れない子って、惚れっぽい場合もあるけど、「寂しいから好きじゃなくても付き合う、彼氏いないよりマシだから」って子も多いよ。

たしかに女友達も両極端ですね。彼氏が数珠つなぎみたいな子か、彼氏いない＝年齢みたいな子か。前者は何でも受け入れるオープンさがあってすごいなーって、ああなれればと思うんですけど。

まあなりたいと思ってもなれないよね、人はみんな違うから。男がいなくても満たされる人は「1人でも楽しいけど、2人ならもっと楽しい」と思えないと、付き合う気にならないんじゃないかな。

そうなんですよ…。無理してカレーを食べようとしても「胃が痛い」みたいな。

それで胃カメラになったらもっと辛いから。まずは「自分の人生にカレーは必要なの？」「どんなカレーだったら食べたいの？」を考えてみようか。

―次回「私が食べたいカレー（男）はこれ！」と明確な答えが出てきます。

次回は＜好きな人に好かれたい…その「好きな人」はどこにいる？/男男した男が怖い女子にカウンセリング②＞です。
男性恐怖症のトラウマを乗り越えて婚活に挑んだOさん。でも次第に自分の人生に男性がいらないのでは、と気づきはじめました。アルテイシアさんと話していくうちにどんどん将来に求めるものがわかってきて…