婚約者との出会いから告白まで
アル:婚約者はどういう人?
Y:5歳年下の33歳の理系メガネ男子です。顔はフツメンだけど、服装はわりとオシャレですね。アニメやゲーム好きのオタクだけど、旅行や自転車が趣味というアクティブな面もあって。
アル:おーハイブリッドなオタクだな!初対面はどういう印象だった?
Y:第一印象でズキューン!!みたいなことはなかったけど、すごく話しやすかったです。婚活って初回は1時間ぐらいお茶やランチをするんですが、彼の時は気づくと3時間ぐらいたっててビックリしました。
アル:わかる。私も「男ってつまんない、女友達と話す方が2億倍楽しい」と思ってたけど、夫とは何時間話しても飽きなくて「こんな男もいるんだ!」と驚いた。
Y:クリスマスにエロ川柳対決とかしてましたよね(笑)
アル:「リンの乳 バットのバットも そそり立つ」(『59番目のプロポーズ』参照) それで彼とはスムーズに交際に至ったの?
Y:いや、それがそうでもなくて…。
彼は周囲の勧めでなんとなく相談所に入会したらしく、そこまで結婚を焦ってなかったんですよ。だから自分から積極的に動くというより、女性からアプローチされたら会うって感じだったんです。
アル:なるほど、彼の方も受け身だったのね。
Y:超~~~受け身でしたね!初めて会った後、ほぼ毎日メッセージのやりとりはしてたけど「会おう」とは言ってこなくて。結局、全部私から誘いました。
それも月に1回、食事や映画にいく程度で、半年間に6回会うみたいなスローペースでしたね。
アル:それは心が折れそうになるなあ。
Y:何度も折れかけました。「私から誘ってばっかり、やっぱり興味ないのかな」って…でもいろんな男性とやりとりする中で「やっぱり彼といるのが一番楽しい」と思って。
そのまま半年たった頃、他の人から告白されて断ったんですよ。その人もすごく真面目ないい人だったので「ズルズル会ってないで、私もちゃんと決めなきゃダメだ」と思って、告白を決意しました。
アル:偉い!38年仕込みのオクテだったんだから、すごく勇気がいったでしょ。
Y:いや~~もう全勇気をかき集めるみたいな。
アル:「地球のみんな、オラに勇気を分けてくれ!」みたいな。
Y:悟空並みに必死でしたね(笑)。そもそも告白ってどうやってするの?っていう。
アルさんの本に「真剣すぎるよりも、さらりと『お試しにどうですか?』ぐらいの方がいい」と書いていたので、「あなたのこといいなと思ってるんだけど、お試しにどうですか?」と言ったら「えっ、早くない?」と返されて。
アル:早ないわ!乙女か!どやさ!
Y:私も「もう半年たってるけど?どやさ!」と思いました(笑)
その時は「じゃあよろしくお願いします」と一応OKの返事をもらったんですが…。