アルテイシアの恋愛デスマッチ

男尊女卑の壁・家事・オカン問題/東大卒女子に再び婚活カウンセリング②

以前、アルテイシアさんに婚活の相談をした東大卒女子のAさん。アドバイスを実践したら成功率が上がったと現状報告しにやってきました。そして新たに見つかった課題は「男女平等についての意識の差」。悩める女子は多いこのテーマに、アルイテイシアさんが男女別姓や家事分担、共働きなどの切り口から深掘りします!

恋愛デスマッチ アルテイシア

 以前、≪「なぜ努力してるのに結婚できないの?」東大卒女子に婚活カウンセリング①≫に登場してくれた、東大卒女子のAさん(30歳)

 アドバイスを実践して成功率が上がったものの、新たな課題も見つかったそう。
本人いわく『私にとって「男尊女卑じゃない、リベラルな人」は絶対譲れない条件で、だったらこだわった方がいいとアルさんにも言われましたが、私の求めるレベルは一般とは違うようなんです』

「男女平等についての意識の差」は悩める女子の多いテーマなので、深掘りしたいと思います!

男女の感覚の違い

恋愛デスマッチ アルテイシア
『対偶文学論』

A:たとえば男女別姓の話になった時「え、名字変えたくないの?なんで?」とか聞かれるんですよ。べつに私は絶対変えたくないわけじゃなくて…。

アル:「普通は女が変えるでしょ」という前提で話されるのがイヤなんでしょ?

A:そうなんです!でも「よっぽどの理由がない限り、それは女のワガママだ」みたいな人が多いですよね。

アル:そういう人に「なんで女のワガママなの?」と聞いても、マトモな答えは返ってこないよな~。

A:「だって男の名字にするのが一般的でしょ」とか。それは事実ですが、自分たちがどちらを選択するかは個別に検討すべきことですよね?

 そもそも「男だから名字を変えない」が真であれば、その対偶たる「結婚にあたり名字を変える者は男ではない」が真になってしまうけれど、5%程度とはいえ妻の姓に変える男性は存在するわけで、その主張は論理的におかしいですよね。

アル:あはは!対偶って言葉、ひさびさに聞いたわ(笑)
まあ私も「一般的でしょ」と言われたら「だから?」と真顔で返すけど。

A:男性の前でそこまでキツくは言いませんが、「女性は職場で通称を使うこともできるし」→「それは男性も使えますよね?」「夫の名字になることに幸せを感じる女性もいるよね」→「もちろんそういう女性は変えたらいいと思います」と話してるうちに、どんどん微妙な空気になっていくんです。

アル:Aさんの言ってることは全面的にわかるよ、私も生粋の男尊女卑アレルギーだから。
ただ「自分がもしこの日本で男として何十年も育ってきたら、我々のような感覚が完全にはわからない」というのも理解できるのよ。
逆を言うと、この日本で女として何十年も生きてきた我々には、男の感覚も完全には理解できないよね。

A:たしかに…私が今の日本に男として生まれていたら、現在の自分とは考え方が違うでしょうね。自分が名字を変えるなんて、相手によっぽどの事情がなければ考えなかったかもしれませんし。

アル:たとえばうちの夫は超リベラルな人だけど、感覚的なところで「できるなら自分が養いたい、妻の収入をあてにしたくない」という思いがあるようなのよ。「べつに2人で家計を運営すりゃええやん」と私は思うけど、やっぱり何十年も生まれ育ってできた「感覚」みたいなものって、理屈ではないのかなと。

A:理屈じゃなく感覚なんですね。

アル:そう、そこで「男が養うから男の方が上、妻は家事をしろ」みたいな人だったら論外だけど、「夫と妻は完全に平等、家事も分担、でもできれば養いたい」と言われたら「そうか、キミはそう思うのだね」としか言いようがないというか。

A:たしかに…私ももし男性として生まれていれば、お金を稼ぐことや出世することへのプレッシャーは今よりずっと強かったと思います。

アル「この国で女として生まれ育った私と全く同じ感覚を、この国で男として生まれ育ったキミも持ってくれ」というのは、やはり難しいと思う。逆を求められてもきっと無理だし。

A:それを胸に刻んでおけば、男女平等についての意識の差も受容できるかもしれません。

アル:うちの夫も男女別姓の話になったら「そこまでこだわらなあかんか?」と言うだろうけど、説明すればちゃんと理解してくれると思う。
「最初から完全に理解してくれる人」ではなく「肌感覚ではわからないけど、こちらの価値観や考えを理解しようとしてくれる人、そのうえで話し合えて歩み寄りができる人」であれば、パートナーになれるんじゃないかな。