恋愛が苦手でも結婚できるコツ

ストレスを最小限にするための工夫①「婚活仲間」

苦手分野は頑張ろうと思っても頑張れないもの。であれば、なるべく頑張らずにすむよう工夫すればよい。

たとえば私は機械が苦手。だからパソコンを買い替えるのとか、死ぬほど面倒くさい。
「おまえ物書きだろ、パソコン壊れて困るのは自分だろ!」と己を叱咤しても「でも面倒くさいし…」と苦手意識が勝つ。というか圧勝してしまい、古いパソコンを使い続けていたら「A」のキーが壊れました。

「A」が壊れると仕事になりません。パもキャも打てないし。つか「アルテイシア」すら打てない。そんなわけで女友達に買い物に付き合ってもらい、パソコンを選んでもらいました(その後のデータ移行や接続も全て外注した)。

「でも夫選びは他人に任せられないし、婚活は外注できないし」と思うかもしれませんが、そんなことありません。ストレスを最小限にするために工夫すればよいのです。

独身時代、私はコンパや婚活パーティーは必ず女友達と参加しました。そうすれば「なんでお金と時間を費やして、こんなクソつまんない男のクソつまんない話を聞いてるんだろう」と心が折れかけても「この後、女友達と酒飲みながらガンガン悪口言うぞ!」と乗り越えられる。
で、終わった後は「妙な笑い声の男がいたよな!」「ケケケケッって怪鳥みたいに笑う奴な!」と居酒屋で爆笑していました。

そんな風に女友達と楽しめば、コンパやパーティーが空振りに終わっても「あー今日は楽しかった!」と家路につくことができる。それゆえ、婚活を続けることができたのです。

皆さんも婚活仲間を作りましょう。周りにめぼしい友達がいなくても大丈夫。
「婚活パーティーで女友達ができた」という女性の声をよく聞きます(特にオタク婚活は趣味の話で盛り上がって仲良くなりやすいそう)。
参加した際は「婚活仲間探し」も視野に入れて、周りの女性に話しかけてみましょう。パーティー終了後は「誰かと話したいな」と思っているものなので「お茶でもいきませんか?」と声をかければ、割とすんなりOKをもらえるものですよ!

婚活の成功率を上げるコツ②「アドバイザー」

婚活仲間に加えて、アドバイザーも見つけるとベスト。とくに経験豊富な享楽タイプは良きアドバイザーになります。

恋愛や婚活は「キノコ狩り」に似ています。経験豊富な女子は、ベテランのキノコ狩り名人のようなもの。けわしい森の中で多種多様のキノコに出会い、美味そうなキノコを食べたら毒があって死にかけたり、見た目はグロいが滋味あふれるお宝キノコを発見したり…。
そういう幾多の経験を重ねて、キノコの見極め方や狩り方を学んできた。

一方、恋愛初心者はキノコ狩りの素人。森に入った経験も少ないため、どこにどんなキノコが生えてるかもわからないし、キノコの見極め方や狩り方もわからない。
そんな女子が「パートナー=自分にピッタリのキノコ」を見つけるには、名人にアドバイスをもらうのが一番。

ひと昔前は、親が選んだ相手と結ばれる見合い結婚が多かった。選択権がないというマイナスもあるけれど、堅実タイプの友人達は「そっちの方がよかったかも、だって自分で選んで狩るとかできないし」と言います。
ちなみに享楽タイプでも、だめんず気質の女子は「自分で選ぶとろくなことにならないから、もう他人に選んでもらいたい」とおっしゃる。

親や親せきが見合いをもってこない世代は、アドバイザーを探すのがオススメ。その際は、同世代だけじゃなく年上の既婚女性も候補に入れましょう。
とくにアラフォー既婚の元享楽タイプは、アドバイザーにピッタリ。数々の失敗を経験したうえでのアドバイスをもらえます。

それに本人は恋愛のリングから引退した身なので、セコンド役に専念できる(既婚者主催のコンパや紹介がうまくいく理由もここにある)。かつ引退した立場の方が、第三者的な視点で冷静に男を見極められる。

私も自分が辛い恋をしていた時代は、友人のだめんず相談に「好きなら仕方ないよね…」と答えていました。でも今は「腹ペコで餓死しそうなのはわかる、でもそれは食べたらあかんキノコや!」とズバッと言える。