文系：アルさんも書いてますけど「性的快感は経験を重ねて学習するもの」「自己開発によって感度は上がる」といった知識を得て、自慰もするようになったんです。
…結局、彼とのセックスは何も改善されませんでしたが。彼の面倒くさがりは変わらなかったんで。
ただ、研究したおかげで「気持ちいいセックスをしたい」って欲求はすごくあります。そこが「リアルはキモい、苦手」っていう腐女子ちゃんとの違いかも。

アル：オナニーと自己開発によって、嫌悪感や罪悪感を克服できる女子は多いみたい。ゆえに私は「イケよ国民！」と唱えておるのですが。

腐女子：が、がんばります！イキます…！

アル：あなたならできるわ！それではノンキちゃんは？

ノンキ：私は小学生の時に『闇のパープル・アイ』や『海の闇月の影』のベッドシーンにドキドキしてました。

文系：『闇のパープル・アイ』は流行りましたよね！

アル：私も読んでたけど「黒豹、強い！カッコいい！」って記憶しかない。

ノンキ：当時から強い男萌えだったんですね（笑）。

アル：男っていうか豹だけど。

ノンキ：私の場合、初オナニーだけは早かったんです。中学時代『エルティーン』を読んで、好奇心で指を入れてみたけど「気持ちよくないな」って。当時はクリトリスの存在を知らなかったんですね。
その後、高校生になって友達は脱処女しはじめたけど「私には関係のない話だわ」って。
…今思うと、エッチの話とかAV鑑賞会の時、私は除外されてたかも（笑）。「あの子は彼氏もいないし処女だし」って。

アル：それは切ないなあ。

ノンキ：ノンキながらも疎外感はうっすら感じてたんで、大学で初めて彼氏ができて「これで仲間入りできた」とホッとしたのは大きいです。
彼氏も大学生だったけど、経験者だったんですよ。しかも元カノが年上で色々教えてもらったみたいで。

アル：年上の彼女に教わるって最も恵まれてるパターンだよね。じゃあ、その彼は上手かったんじゃない？

ノンキ：多分上手かったと思います。だから万事スムーズで、イクって感覚もわかりました。そしてノンキなまま、気づいたら振られてました（笑）。
初体験の影響か「セックスは男がリードするもの」と思っていて…だから文系ちゃんみたく探究心が育たなかったのかも。

アル：あと、ノンキちゃんはちょっと潔癖じゃないかい？

ノンキ：そうなんです。ディープキスやオーラルセックスがすごく苦手で…そういう意味では私も嫌悪感があるのかも。アルさんは全然ないんですか？

アル：ないねえ、オーラルセックスも得意科目だし。

ノンキ：アルさんの性の目覚めは？

アル：私は6歳の時、少年ジャンプの『やるっきゃ騎士（ナイト）』に性的興奮を覚えました。

アル：その頃からジャンプ育ちなんですか（笑）。

アル：当時からりぼんよりジャンプ派だったし、真壁くんよりバッファローマンが好きだったよ。あと、ラオウになりたかった。

文系：なりたいってすごいですね。やっぱアルさんは男性性が強いのかもしれませんね。「男に主導権を握られたい・リードされたい」って願望がないし。

アル：むしろリードする方が好きだから、オクテ男子と相性がいい。そして女慣れしたモテ系には興味がない。

ノンキ：そういう人が恋愛も結婚もできるんですよね…。

アル：周りをみても、昔遊んでた子が結婚してて、いいお嫁さんタイプが独身だよ。今は独身男子の4人に3人が「自分は草食系だ」と答える時代だから、みずから攻められる武将系が有利だよね。

ノンキ：私の周りもそうですよ。マトモな独身男子は武将系の女子に狩りとられていて、気づいたらこの年でした。

アル：恋愛戦国時代において、オクテ女子は気づいたらレッツサーティー。

腐女子：戦国BASARAですか（笑）。

文系：質問ですけど、オクテ女子が武将系に変わるのは可能でしょうか？

―次回へ続く！

Text／アルテイシア

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