前回の<非モテこそ幸せになれる!人生を逆転勝ちに導く法則>もどうぞ。
【第25回】小悪魔テクは「天然モテ」じゃないと無理
アルテイシア(以下、アル):私は「モテテクを素直に実践できる人は非モテに悩まない」とよく書いていますけど。
たとえば小悪魔系のテクを提唱しているのって、「昔からモテてきた美人=天然モテ」の人々なんですよ。それを読んで非モテの人間は「こんなのできるか!」と思うし、「できない自分はやっぱダメだ」と絶望するんです。
天然モテの人には「女モードの自分がキモい」って心理は理解できないと思う。「男に甘えろ」とか言われても「いやそんな自分がキモいんだよ!」っていう。
私もそうだけど、昔から「自分=冴えないモブキャラ」って認識で生きてきたから、乙女ゲーのヒロインみたいな振る舞いができない。茶番に耐えられないんですよ。
AM編集部(以下、AM):茶番ですか(笑)。
アル:二次元で乙女ゲーするぶんにはいいけど、いざ現実で恋愛っぽいシチュエーションになると「甘い台詞キタww」と脳内ツイートが始まる。客観カメラが作動して「なにヒロインっぽいことしてんだ、自分ww」とセルフツッコミが止まらないわけです。
AM:ヒロインになりきれないんですね。
アル:そう、ずっとモブキャラとして生きてきたから。
逆に、天然モテの女子は物心ついた頃から「カワイイ女の子」として扱われて、自分はヒロインだと信じて疑わず生きてきたんだと思う。
…まあ私は結果的によかったんだけどね、飯のタネになって(笑)。
非モテの心理がわかるから恋愛コラムも書けるし、俯瞰的な視点で見るから乙女ゲーの原作も書けるし。
AM:ビジネス的には功を奏したと(笑)。
アル:はい、非モテなモブキャラでよかったです。でも恋愛では苦労したので、その立場からアドバイスしたいと思います。