本当の自分が好かれないことが怖くて、
よくない自分をわざと見せてしまう

人は自己評価が低いと、自分をよく見せる行動ができません。
例えば、初対面の場で明るく振る舞い、人に優しくするとします。 そうすると、人からそれなりに好かれることが想像できますよね。

でも、自信のない人は、このように良く振舞ったとしても自分が人から好かれるとは思えないんです。
なので、先にあまり良くない自分を演出しておけば、「良くない対応をしたから、好かれなくて当然」という自分の中で言い訳ができるんです。

つまり、「すごくよく接したのに、好かれない」という怖さを避けるため、自分から好かれなくて当然という状況にする。そうすれば、自分が傷つかないという深層心理が働いている人も多いのです。

なんだか難しい話になってしまいました。
ただ、言い訳はできますが、良くない対応をして人から好感をもたれることは、本当に少ないんですよね。
なので、これを続けていては、いい出会いもできないし、自信回復にもつながらないのです。

周りの人に自分の第一印象を聞いてみると、
どこを変えたらいいのかわかる

今までの自分のやり方を変更するのは、簡単なことではないかも知れません。
しかし、自分の行動のせいで人から好感をもたれなくなっているのでしたら、そこは改善していかないと。何度も言いますが、もったいないです。

私も以前はなぜかカッコつけていたというか、人見知りもあるし、わざと自虐的に笑いを取ったりして、自分を思いっきり下げていました。しかし、ある時をキッカケに変更してみようと思ったんです。

具体的には、勇気を出して第一印象を変えるため、見かけが少し柔らかい印象になるような髪型、服装を取り入れてみました。 また、初対面の人に「人見知りなんです」と笑顔で話しかけるようにしてみたり。
すると、今までと違う結果を得られるようになりました。

そこで「私はなんて損をしていたんだろう!」ってやっと気づきました。

皆さんのせっかくの「出会い」を第一印象で損しないように、初対面での自分の外見や行動を少し見直してみてください。
自分の第一印象がわからない人は、周りの人にご自分の第一印象がどうだったか少し聞いてみると、どう見直したらいいのかわかりやすいかもしれません。
また、率直な意見を聞くことによって、ご自身を見直すモチベーションにもなると思いますよ。

Text/荻尚子