裏垢男子のプロフを見ながら思った「気軽に出会えることの問題点」

12月にイーストプレスから発売される『アダルトメディア年鑑2024: AIと規制に揺れる性の大変動(仮)』(著:安田理央、稀見理都)という本に記事を寄稿しました。アダルトビデオ、漫画、ゲーム、アニメ、小説etcアダルトメディアの現状をレポートした本で、わたしが担当したのは女性向けアダルトビデオ、女性向けアダルトサイト、マッチングアプリの3本です。

その記事を書くにあたって取材したところ、裏アカ女子と裏アカ男子を結びつける、性癖マッチングサイトの存在を知った。体型や身長などのプロフィールとともに、「いちゃいちゃプレイ」だとか「クンニ」だとか「潮吹き」だとか、望むプレイをチェックすると、AIが判断して、性癖の合致する裏アカ男子を1日最大5人、レコメンドしてくれるという。なにそれめちゃくちゃ面白いそうじゃん! とさっそく登録したところ、マジで日々、裏アカ男子がサイトのマイページにレコメンドされてくる。Xと連動していて、気になる男子がいたらXのDMで連絡を取るシステムで、レコメンドされた男子のアカウントを見に行くと、裏アカ女子とのハメ撮り画像やどんなセックスをしたかの報告がツイートされていて大興奮。裏アカ界隈すげぇわー! と感心する今日この頃です。

マッチングアプリといえば、かつて取材でTinderに登録していたことがあるんですが、すぐにまったく存じぬ男性から「大泉さん、何やってるんですか(笑)」と顔をさされてへこんだことがあります。あと近所に設定したところ知人がザクザクと出てきて笑った。なんだったら夫まで出て来たので、ライクをつけたところ、マッチングしました。いったい何をやってるんだ。ということはさておいて、マッチングアプリで男女が出会いやすくなったことは確実ですが、ちょっとどうなのかな、と思ったのです。