子供を産むことより、もっと怖いことがあるということ。
それは、無自覚な決断よ。

人間はいつだって選択をして生きています。
「様子を見る」「成り行きに任せる」「今は考えない」こういう場合も、全て自分で選択して決めているのよ。
一番人が後悔するのは、自分で選択しながら生きていることに無自覚なとき。
同じ行動をするのであっても、「今は自分では何も決めないでおこう」というのと「何も考えないでいたら、いつのまにか時間が過ぎていた」では全く違うの。

なぜなら、無自覚の決断は、他の選択肢をちゃんと検討していないわ。
だから後で問題が起きたときに「最初からこうしていけばよかった」と後から思い出すことになる。
それが後悔につながるのよ。

「いつか産みたいけれど」では、おそらくいつまでたっても産まない可能性があるわ。
いつかというのは、何も決めていないのと同じだからよ。それが自分で納得済みならいいんだけど、少しでも迷いがあれば後悔することになる。

残念ながら、子供を産むには、医学的にはタイムリミットがあります。
可能性がゼロではないとはいえ、ある年齢までには決断しなきゃいけない。
いつでもやり直せるというわけではないのよ。
当然、子供を産むことにもメリット、デメリットがあり、産まないことにもメリット、デメリットがあるわ。
思い切り悩んで、充分納得して決めなければ、デメリットが原因で後悔するのは明らかなの。
でも、アテクシは思うのよ。

散々悩めるのはとっても幸せなことよ?って。

思い悩めるということは、苦痛じゃなくて、楽しいことなの。
だって、自分の人生を自分で決めようとしているからこそ、悩めるんですもの。

参考になったかしら?

次回は、「趣味がないと悩んでいるH. Nさんの相談」をお届けします。

Text/Tomy