追う側から追われる側へ変わった理由

・恋愛を結婚の目的ではなくて「楽しむ」という目的に変更した
・仕事より恋愛優先の国に移住した
・しっかり追ってくれる相手を選んだ

これが揃ったからだと思います。

恋愛を楽しむことに変更できたのは、失恋やら婚活やらに散々疲れたからです。
婚活すると、出会う男性ごとに相手の年収やらなにから傲慢に選択しまくるので、「心からこの人と一緒にいて楽しいかどうか」を基準にできていませんでした。
だから一旦、結婚相手を探すのはやめて一緒にいて楽しめる相手を第六感で探そうと決めたのです。

一緒にいて楽しくいられる人ほど結婚相手に向いていると思うのでこの力の抜き方はおすすめです。

追ってくれる相手とは、仕事一筋ではなく、追ってくれたり愛でてくれる時間と心の余裕がある人ということですが、日本では東京よりも地方の方がまだいる可能性が高いかもしれませんね。

ここで一点注意。
仕事より恋愛を優先にするということは、仕事のない貧乏な相手かもしれませんよ。
実際にうちの旦那はそうでした。私は 貧乏<追って愛でてくれる 条件を優先したのです。

もし「追ってくれる&お金持ち」の条件にしたら一生あなたは誰にも出会えない確率が上がります。
身の程を知り、折り合いをつけた条件を決めた方がいいです。

仕事、仕事、仕事命、という人がいる国は、世界的に見ても少ない方だと思います。
イタリアなんかダーリンやハニーに、朝電話、仕事場に着いて電話、お昼ご飯に行く前に電話、お昼ご飯食べてるときに電話、お昼食べた後に電話プラス強烈な嫉妬ありあり、というとんでもない重い恋愛がスタンダードらしいです。
フランスでも毎日愛情表現をしない=離婚は当然の国です。

日本の友人に私とフランス人旦那との愛情表現(家を出る時、帰って来た時はかならずビズという軽いチュー)について話すと「めんどくさそう」なんて言われるくらいですが、これが私にはちょうどいいんです。
イタリア式はちょっとつらいですけどね。

私やあなたの恋愛における「重い女モード」というは、愛の量が足りなさすぎて起きる発作のようなものだと思います。
発作を起こさないように体質改善するよりも、あなたの愛の容量を満たしてくれる人と場所を探した方が早いのかもしれませんよ。

Text/中村綾花

初出:2014.04.27