日本で恋愛できなかったので海外へ出た

結局私がとった行動は海外でパートナーを探すことでした。

これには、ちゃんとした見込みがありました。

1.海外に行く=漁の網を広げることができる
2.自分の事を知っている人がいないので、一からやり直せる
3.外国語を話すときは自分をオープンにはっきりものが言える

それまでプライベートでも仕事に関わる知り合いばかりで、仕事モードのキャラクターで接してしまっていたのです。
友達であっても名刺交換とかは当たり前でしたしね。

この仕事モードでは鎧を着ているのと同様、自分の素がだせませんでした。
なおかつ、日本で一般的にモテる(「モテ」という言葉は「悪」です、こういう実在しない言葉に囚われてしまってはいけません)には、「ゆるふわ」「ぶりっこ」でなきゃ無理だと思い込んでいたので、もともとない自分の「女性としての自信」をさらに喪失し、「婚活」という罠にハマっていったという訳です。

この頃の私は
強がりで、好物は草食男子なのに、草食男子を見つけたら食いついて説教
というまことに残念な彼氏できないモード全開でした。

とても苦しくて悩んで色んな先輩と飲みに行って話まくったところ、海外で一からやり直せる、かつ日本より世界の方がでかいので素の自分でいても好いてくれる男性はいるだろう!という上記3つの光が差し込んできました。

海外に出て行かなくてもできること

まあ、でもここで本当に海外に行けるのはまだ少ないようなので、もっと具体的なアドバイスをさせて頂くとするならば、上記3つの中でも1、2はにすぐにでもできると思うのです。

自分の仕事関連や近いところで探すよりも、自分の事を全く知らない人の集まりへ参加してみる事です。

例えば、ボランティアとかなら「人に何かをしてあげたい」と思っている人が多いでしょうから、人を無下にする人は集まってなさそうです。
また、自分が仕事以外に没頭できる好きなものがあれば、それをあなたと同じように好きな人たちが集まるサークルなどもよいと思います。
それは、自分と他人という関係という緊張をほぐしてくれる「好きなもの」があるからです。

とりあえずできることからやってみて、やっぱりどうにもいかなかったら海外というほぼ無限の外の世界へ飛び出たらいいですよ。

Text/中村綾花

初出:2014.03.09