「女性の人生は付き合う男次第」だと?人生の下駄は他人に預けない

かつてとある男性が言っていて印象的だったのは「女性の人生は付き合う男次第」というセリフです。時に自分は「男って~」と大きすぎる主語で語るくせに、男性に「女性は~」と論じられることには抵抗感を持つ、ダブルバインド上等なわたしは、「いや、変わらないでしょ。男とか女とか関係なく人によるでしょ」と即座に首を横に振って否定しました。それでも男性は「いや、だって男性に比べて女性は、子どもが出来れば生活も変わるし、相手の男が転勤族であれば……」と、古き悪しき価値観に基づいた根拠を出してきたので、聞く価値なしと聞き流すことに決めたのです。
しかし、男と女を比べてどうというのはわからないけれど、世の中には付き合う相手によって多少なりとも、人生が変わってしまう場合は確かにある。

付き合う相手で変わる男女

例えばわたしの女友達でも、これまで好んでいつも履いていたスカートを封印したり、髪の毛をおだんごに結ったりと、女を封印する方向に変わる人もいれば、逆に髪の毛を伸ばしたり、高いヒールを履くようになったり。
それくらいじゃ人生が変わったとまではいうのは少し大げさかもしれないけれど、男友達の連絡先を全部消したり、彼の苦手な女友達と疎遠にしたりと、人間関係にまで彼の意向が這入りこんでくると、それはちょっとまずいし、知人の女性から「股間に彼の名前のタトゥーを入れた」と報告を受けたときはさすがに「えっ!」と思いましたが、「まぁ、自分で選んだのなら……」と言うしかない。だって他人の人生なんて背負えない。
もちろん、男友達でも「彼女が嫌がるから」とまったく顔を見せなくなったり、これまで輩みたいな刺繍入りのジャージがお気に入りだったのに、「彼女がこういう服が好きで」と、突然ノースフェイスのジャケットなどを愛用するようになったのを目撃したこともある。

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