包んで焼くだけ!「長ねぎの焼き春巻き」

はじめに――ひとり呑みのすすめ

ツレヅレハナコ ツレヅレハナコ

世の中には、2種類の女がいます。
「誰かと一緒のときしか呑まない女」と、「一人だろうと呑む女」。
断然、私は後者でして、お酒を呑まない日は年に2~2日(主に発熱時)。
基本的には、呑まなければ一日が終わらない…。

とはいえ、毎日お店で呑んでいては、財布も体重計も心配すぎる!

家でのひとり呑みは、必要不可欠ですよね。

仕事から帰って風呂に入ったら、台所でプシュッと缶ビールを開けて調理開始。
できれば、1本飲み終わる15分以内で1品つくりたい。
この後に呑むお酒の種類をイメージしながらつくるもよし、
冷蔵庫にあるものを適当に組み合わせただけの「名もなき一皿」でもよし…。
ポテチや半額のお惣菜ではなく、手作りのつまみが一品あるだけで、
ひとり呑みの楽しさは、ぐっと広がります。

私のつまみは、切って混ぜるだけ、焼くだけ、炒めるだけ、揚げるだけ…
分量だって、だいたいの目分量でOK!
呑みながらでもつくれる簡単つまみをご紹介しますので、
ぜひ今夜のひとり呑みのお供にお試しくださいませ。

包んだ皮で蒸し焼きにされて野菜の甘み凝縮!

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春巻きの皮をよく買いますが、いわゆる普通の「春巻き」をつくったことがない。
中華料理屋で食べる、春雨と椎茸が入った肉あんを巻いて揚げたやつ…

あれは、さすがに一人では面倒くさすぎる!
肉あんをつくらなきゃだし、一度にたくさんできちゃうし、揚げるの大変だし。

それでは何を巻くかというと、圧倒的に多いのが長ねぎだけ。
もしくは、かぼちゃだけ。いんげんだけ。ピーマンだけ。アボカドだけ…。
生の野菜をササッと切って春巻きの皮で巻き、少しの油で揚げ焼きにすればできあがり。
(かぼちゃなどの硬い野菜は、軽めにレンジ加熱してからの方が良い)
不思議なことに、ただの野菜も「春巻きの皮で包んで焼く」だけで、一気につまみ感が増すのです。

皮で包むことで野菜が蒸し焼きにされるため、甘みがぐぐっとUP。
シンプルな野菜だけの具でも、本当においしい!

味は、皮にみそを塗ってもいいし、揚げ焼きにしてから塩七味や山椒をつけてもOK。
揚げ焼きでさえ面倒なら、表面にオリーブオイルを塗り、トースターで焦げないように見張りながら焼いても大丈夫です。
(焦げそうならアルミホイルをかぶせるべし)

チーズやハム、ゆで卵を巻けばボリュームが出るし、ポテサラや生姜焼きなんかを巻いてもおいしい。
これは、「そら豆とマスカルポーネの春巻き」。

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あまった春巻きの皮は、1枚ずつはがしてラップかキッチンペーパーをはさみ、
密閉袋に入れて冷凍しておくと1枚ずつ使えて便利です。