歌の世界でさらに色付く「茶房大陸」でここだけの名物メニューを

例年よりも暑かった夏がようやく落ち着いたと思ったら、急に肌寒さを感じるような気候となりましたね。体調を崩してしまっている方も多いのではないでしょうか？
冷えてしまった時には純喫茶に立ち寄って、あたたかい珈琲でひと休みしたいものです。

さて、友人の一人に「世田谷ピンポンズ」と名乗るフォークシンガーがいます。その彼が純喫茶をテーマとしたアルバム『喫茶品品（きっさぴんぽん）』を先日世に出しました。
実在する純喫茶を題材とした世界が全10曲の中で歌われています。例えば、新宿駅西口にある『ピース』、京都の北大路堀川にある『翡翠』など。中でも私が好きなのは4曲目に収録されている『大陸』です。

情景が浮かんでくるような美しい歌のモチーフとなった「茶房大陸」は、姫路駅より数分歩いた立地の良い場所にある創業70年の老舗純喫茶です。

現在二代目を務める岡本さんのご両親が戦後に「自分たちで商売を始めたら戦友たちが見つけてくれるのではないか」と考え、命名。現在では姫路最古の純喫茶として賑わっています。

クリームソーダや焼きミートスパゲティなど気になるメニューはいくつもありますが、中でも感動したメニューは「アーモンドトースト」。

塗りやすさを考え、バターと植物性マーガリンを独自に配合し、アーモンドプードルを混ぜて作られたペーストは茶房大陸だけの味。パンに塗って焼くと甘くて濃厚な味となり、まるで洋菓子のような美味しさです。
このアーモンドバターはHPから通信販売も可能なので、遠方に住んでいても自宅で味わうことができます。