つくづく会社員に向いてない。それでも、心地よい居場所になっているわけ

上司に蹴りを入れた私。周囲の反応は…

週末に弾丸旅行をした女性の画像 JESHOOTS.COM

つくづく会社員に向いていないなあ、と思う。ひいては、社会人。もっというと、責任のあるひとりの大人として生きていくのにも、きっと私は向いていない。

先日もそうだった。私は酔っぱらってよく記憶をなくす。お酒がそれほど強くないとわかっているのに、つい飲みすぎてしまう。
会社の廊下ですれ違った部長に挨拶をすると、「あれだけ酔っぱらったときって覚えているもんなんですか?」と聞かれ、「いや、全然覚えてないですね。気が付いたら、自宅の廊下で寝てました」と答えると、笑われながら「やっぱりそうですよね!」と爽やかに言われる。

……いやいや、ちょっと待て。何か嫌な予感がする。話をよく聞いてみると、どうやら泥酔したときの私は、こちらの部長に対して「ジロジロこっち見てんじゃねえよ!」と言いながら、軽く蹴りを入れてしまったらしい。野蛮だ。結婚前のうら若き女性がやる行動とは思えない。と、いうか本当に私がやったのかどうか疑わしいほどに少しも覚えていなかった。
慌てて謝るも「いやいや、全然大丈夫ですよ! 面白かったし、お話できて楽しかったので」と言ってくださり、その場は落ち着き席に戻る。
それ以来、色々な人から「あの時のあなた、めちゃくちゃ面白かったよ!」「部長に蹴り入れたときの話、大好きでさあ」と言われるようになって、本当にお酒の飲み方について考え直さなければいけないのかもしれないな、と真剣に思っている。まあ、いつも同じように反省をし、アルコールを飲める時間帯になると忘れてしまうのだけれど。

この手の失敗は一度や二度じゃない。しかも毎回直属の上司に引きずられ、連れ帰してもらう。つくづく会社員に向いていないんだなあ、なんて思う。
そういえば、敬語もまともに使えない。名刺の渡し方や飲み会でのマナー、上司の立て方などもよくわかっていない。すべて見様見真似でやっているし、マナーなんて雰囲気だ! とすら思っている。このままではいけないのではないか、と考えつつも、誰かに注意されたり、怒られたこともない。今のままでもなんとかやっていけそうな気もする。