「不要な人間関係を整理します」宣言する必要ある?と思っていたけれど

人間関係で不和が起きたとき

今回は、自分の欠点に関する話をしようと思うのですが、インターネットでたまに見かける「人間関係を少し整理しようと思います」「不要な人はこちらから関係を切ろうと思います」と声高らかに宣言している人を見かけるとわりと驚く。

そんなこと、わざわざ誰かに言う必要あるのかなとか。自分が切られる側/不要な人と見なされていないと想定しているのも、すごく自信のある方なんだなと思う。人間関係は薄くともゆっくり確実に続いていくものなので、少し距離ができたからといって何もない状態には戻らない。きっかけさえあれば元通りになれるはずで、人間関係リセットの宣言をするなら、相手に近づくきっかけを作り出したほうが絶対いい影響があるのに……と、その見知らぬ人たちの発言を見ていて思う。

そうは思いつつも、私も私で、人間関係での不和が起こると落としどころを見つけたり、話し合いをして仲直りをするということがなかなかできない。すぐに諦めてしまう。ひとつダメな部分があると、「嫌われてしまった」「もう駄目だ、元通りになれない」と、どうしても感じてしまう。

自分の気持ちより関係を断つことをいつも優先している気がする。相手をどのように許すべきなのかがわからず、「会話を続けて何かが変わることってあるんだろうか……?」と考え始めると、「私とすり合わせる時間も精神力も無駄なんじゃないか?私に似たような存在はいるだろうし……」という思考が頭を駆け巡る。相手にとっての私の価値をかなり低く見積もっている節がある。自己肯定感や自己効力感ではない。周囲と比較して自分自身の価値がものすごく低くて、どうでもいい存在なのではないか?とどうしても感じてしまう。

極端な、この0か100でしか物事を考えられない性格も確実な欠点で、正しくないのも理解している。それでも、なかなか上手に喧嘩ができないでいる。そもそも、相手の嫌なところが見えてきたとして、縁を切りたくなる寸前まで我慢してしまうのもよくないのかもしれない……ああ、自分の嫌なところばかりが見えていく。